福島県立博物館
第1節 概 要
1 運営の概要
福島県立博物館は、調査研究・企画展・教育普及事業を中
心に内容の充実を図っている。
今年度の博物館活動の概要は、次のとおりである。
2 運営協議会
ア 委 員
学校教育 木幡春夫 県小学校長会代表
寺川智 県中学校長会代表
吉田彌 県高等学校長協会代表
社会教育 野地克彦 県公民館連絡協議会長
辺見榮之助 県文化センター館長
学識経験者 斎藤文昭 県議会議員
岡田茂弘 国立歴史民俗博物館教授
高瀬喜左衛門 県立会津短期大学長
太田美恵子 市町村教育委員連絡協議会長
中川幸恵 会津史談会長
イ 会 議
平成元年11月2日 第2会議室
(1) 平成元年度博物館事業の実施状況について
(2) 平成2年度の企画展について
(3) そ の 他
第2節 調査研究事業
(テーマ研究)
1 縄文土器の地域性
ア 昭和63年度出土品整理 4月〜7月
イ 発掘調査 田島町糸沢上ノ台遺跡 8月1日〜7日
ウ 出土品整理 9月〜3月
2 初期農耕社会の解明
ア 試掘調査 相馬郡鹿島町天神沢遺跡 11月7日〜11月16
日
イ 出土品整理 11月〜3月
3 東北の一木彫像
ア 調 査
鮫川村東光寺 薬師如来立像
〃 大塩観音堂 聖観音坐像 6月1、2日
福島市大蔵寺 聖観音立像 金剛力士立像
帝釈天立像 地蔵菩薩立像他
6月20・21日、8月21・22日
棚倉町八槻都々古別神社 十一面観音立像
塙町常世観音堂 如意輪観音坐像 7月26・27日
滝根町入水寺 聖観音立像 7月19・20日
4 浜通り地方形成史の解明
ア 野外調査 いわき市 6月13日〜6月15日、9月26日〜
9月28日
イ 室内作業 (微化石試料処理)6月〜2月
ウ 検討会議 仙台市 12月25日〜12月27日、2月16日〜2
月17日
エ 報告書 平成2年3月30日刊行
5 福島県における近世農業技術.
ア 昭和村調査 11月14日、17日
猪苗代町調査 12月15日〜8日
南郷村調査 1月12日〜13日
喜多方・山都調査 3月1日〜2日
6 出土鉄製品の構造技法調査
ア 八幡横穴群出土金銅装大刀X線透過撮影による調査
白穴横穴出土金銅装大刀X線透過撮影による調査
中田横穴出土鉄製円頭大刀把頭X線透過撮影による調査
台畑遺跡出土鉄製品X線透過撮影による調査
第3節 収集整理事業
1 収集展示委員会
館の収蔵資料・展示の方法・企画展の計画他の案件につい
て審議のため、委員会を1回開催し、案件の承認・決定をみ
た。
ア 収集展示委員会委員
氏名 勤務先名 備考 岡田茂弘 国立歴史民俗博物館教授 委員長 岩崎敏夫 東北学院大学文学部講師 副委員長 上原昭一 東北大学文学部教授 委員 梅宮茂 福島県考古学会会長 〃 大石直正 東北学院大学文学部教授 〃 竹川佳寿子 県立医科大学教授 〃 小林清治 福島大学教育学部教授 〃 鈴木敬治 福島大学教育学部教授 〃 平川南 国立歴史民俗博物館助教授 〃 誉田宏 県文化センター歴史資料課長 〃 目黒吉明 県文化センター遺跡調査課長 〃 鷲塚泰光 東京国立博物館企画課長 〃
イ 審議経過
平成元年1明20日第2会議室
(1) 平成元年度事業の実施状況について
(2) 平成2年度の企画展について