教育年報1991年(H3)-073/234page

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   オ 各種研修会、学校訪問等を通して、学習指導に関す

    る下記事項の徹底に努めた。

   (ア) 教科・科目の目標を明確にとらえ、指導内容を重

    点化して基礎学力の充実を図ること。

   (イ) 個性の伸長を図るため、一人一人の生徒の個性の

    理解に努めるとともに、指導の改善を図るなど学習

    指導の個別化・個性化に努めること。

   (ウ) 学習効果を高めるための評価の方法について研究

     し、改善を図ること。

 2) 生徒指導の充実を図る。

   ア 校内における指導体制の確立を期し、各種研修会、

   学校訪問等の指導を通して、教職員の共通理解を図り

   同一歩調による生徒指導の充実に努めた。

  イ 生徒指導・特別活動担当者研修会を開催し、生徒の

   多様化に即した生徒指導のあり方について研究協議を

   行った。

  ウ 学校における教育相談体制の確立と教育相談活動の

   改善充実を図った。

 3) 進路指導の適正化に努める。

  ア 進路指導講座等を実施し、下記事項の徹底に努めた。

   (ア) 低学年からの計画的、組織的な進路指導を通し進

    路意識の高揚に努めること。

   (イ) ホームルーム活動における進路指導の充実に努め

    ること。

   (ウ) 進路相談や諸調査・諸検査を通して、生徒の能力

     ・適性・進路の希望等を的確に把握すること。

   (エ) 生徒の自己理解の促進に努めること。

   (オ) 進路指導室の整備及び進路に関する情報や資料の

    収集に努めるとともに、その効果的な活用を図るこ

    と。

   (カ) 組織的・計画的な進路相談の充実に努めること。

 4) 創造性豊かな魅力ある学校づくりに努める。

   高等学校普通科等の活性化を図るため、3カ年計画で

  国際理解教育の推進、情報処理教育の推進、学力の向上、

  スポーツの振興、芸術文化の振興などの領域において、

  本年度60校を指定した。

 5) 産業教育の充実を図る。

  ア 産業教育の改善・充実を図るため、施設設備の充実

   並びに情報処理教育の推進に努めた。

   (ア) 体験入学の学習内容の質的改善・充実に努めた。

   (イ) 職業学校・学科の理解を促進するため、紹介用パ

    ンフレット「わたくしたちの進路」を作成配布した。

   (ウ) 情報処理教育の充実のため、教員の研修に努めた。

   (エ) 産業教育関係機関との連携により、産業教育の振

    興に努めた。

  イ 時代の進展に対応するため、学科の新設や改編に努

   めた。

(4) 教職員の資質の向上と学校管理運営の充実

 1) 現職教育の充実

  ア 校内における研修体制の改善・充実を図った。

  イ 研修会、講習会等への積極的参加を促進し、指導力

   の向上を図った。

  ウ 自己研修の充実により、教職員の能力が効果的に発

   揮されるように努めた。

 2) 学校管理運営の適正化

  ア 適正な学校運営の努力目標を定め、その到達度を客

   観的に評価できるように努めた。

  イ 管理者が学校管理運営について積極的に指導助言を

   行うように努めた。

  ウ 諸表簿の整理と保管、設備・備品の管理と活用につ

   いては、適正に行われるように努めた。

  エ 学校事務の責任分担を明確にし、正確、敏速、円滑

   に処理するように努めた。

  オ 各種調査報告について、厳正、的確に作成し、期限

   の厳守に努めた。

 3) 勤務体制の確立

  ア 教職員の勤務内容を明確にし、その実績について客

   観的に評価できるようにした。

  イ 最終退勤者と宿日直代行員は、出退勤時に学校管理

   状況の引継ぎを確実に行うよう指導した。

 4) 使命感の高揚

  ア 教育公務員としての使命感に徹し、規律と責任ある

   態勢を整え、教育能率の向上に努めた。

  イ 教育公務員としての立場を自覚し、いっそう事故防

   止に努め、社会的信用を失墜することのないようにし

   た。

  ウ 絶えず自己研修に努め、豊かな知性を養い、指導力

   を高め、職責をじゅうぶん果たせるようにした。

(5) 教育環境の整備充実

 1) 学習環境の整備充実

  ア 環境整備については、方針を確立し、年次計画によ

   る充実を図った。

  イ 学習環境を整備し、学習意欲の高揚を図った。

  ウ 施設・設備の管理と運営の適正化を図った。

 2) 学校事故防止の徹底

  ア 安全教育の計画的実施と、事故防止を配慮した環境

   の整備改善に努めた。

  イ 学校事故、教職員事故の防止については、適切な対

   策を講じ、事故の絶無を期した。

  ウ 指導・管理の充実を図るため、関係機関、団体等と

   の連携を密にして協力態勢の確立に努めた。

(6) 公立高等学校入学者選抜

 1) 基本方針

   平成4年度福島県公立高等学校入学者選抜における基

  本方針

  ア 一般選抜

    入学者の選抜は、中学校長より提出された調査書、

   選抜のための学力検査の成績及び面接の結果を資料と

   して、各高等学校、学科等の特色に配慮しつつ、その

   教育を受けるに足る能力・適性等を総合的に判定して

   行うこととする。

   1.中学校長より提出する調査書は、厳正公平に作成

    する。

   2.高等学校においては、調査書を十分に尊重する。


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