教育年報1991年(H3)-194/234page

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福島県立美術館

  第1節 概   要

 開館8年目を迎えた福島県立美術館は、さまざまなテーマ

による展覧会をはじめ、各種講座等の普及事業を開催し、さ

らに、美術の情報センターとしての機能の充実を図ってきた。

 また、美術品の収集・保存とともに広範な調査研究活動を

すすめて、成果の蓄積に努力してきた。

 当年度の美術館活動の概要は、次のとおりである。

  1 美術館運営協議会

 委員を次の方々に委嘱し、1回開催した。

(1) 委  員

  菅野好男 福島県中学校教育研究会長

  松浦淳一 福島県高等学校教育研究会長

  渡辺良雄 福島県芸術文化団体連合会長

  佐藤昌志 福島県文化センター館長

  古川洋一郎 福島県議会議員

  太田美恵子 福島県市町村教育委員会連絡協議会長

  庄司他人男 福島大学教育学部長

  佐藤光 元福島県教育長

  匠秀夫 茨城県近代美術館長

  野地一司 福島県青少年団体連絡協議会副会長

(2) 協議会の開催

  平成4年2月20日

   ・平成3年度事業実績について

   ・平成4年度予算の概要について

   ・平成4年度事業計画の概要について

   ・福島県立美術館の運営について

 2 他館等との連携

 県内外の博物館施設および連絡協議会等との連携を図り、

運営、企画展、教育普及、調査研究等に関する情報交換なら

びに研修をすすめた。

(1) 加盟団体

  ・全国美術館会議     (理事)

  ・美術館連絡協議会    (理事)

  ・日本博物館協会     (会員)

  ・日本博物館協会東北支部 (会員)

  ・東北地区博物館協会   (会員)

  ・福島県博物館連絡協議会 (理事)

(2) 研修受け入れ

  ・博物館学実習 7月10日〜7月15日(実習生8名)



第2節 美術品の収集・保存事業

 美術品等の情報収集をすすめ、購入および企画展出品作品

の寄贈を受けるなど収蔵品を充実した。また、収蔵品や資料

の保全を図り、他館への貸し出しについても協力した。

1 収蔵品点数一覧

             (平成4年3月31日現在)
種別 購入点数 受贈点数 移管点数 合計
海外(絵画・版画・彫刻) 124点 0点 0点 124
日本画 44 60 115 219
洋画 55 79 98 232
版画 63 370 40 473
彫刻 1 5 48 54
工芸 0 3 33 36
0 1 36 37
下絵等 0 14 11 25
合計 287 532 381 1,200


2 収集評価委員会

委員を次の方々に委嘱し、1回開催した。

 三木多聞 国立国際美術館長

 大島清次 世田谷美術館長

 桑原住雄 武蔵野美術大学教授

 佐藤光 元福島県教育長

平成3年6月21日

 ・購入候補作品について

 ・受贈作品について

3 平成3年度収蔵作品

            (平成4年3月31日現在)
種別 作家 名作品名 点数 備考 合計
日本画 山口華楊 1 購入 1
国内洋画 岸田劉生 1 購入  2
前田寛治 裸婦 1 購入
国内版画 斎藤清 早春(1) 1 受贈 1
合計   (購入3・受贈1点)4


 4 美術品の管理・保存

(1) 施設・収蔵品等の保全

  全館消毒のため臨時休館 平成3年12月20日〜27日

  燻蒸庫ならびに収蔵庫B、C、収蔵庫前室と美術品、

  資料の燻蒸   平成3年11月12日〜12月13日

(2) 美術品等の修復(修復作品)

  「赤い風景」 1939年 吉井忠  キャンバス・油彩

  「空の祭壇」 1937年 吉井忠  キャンバス・油彩

  「裏磐梯」  1942年  吉井忠  キャンバス・油彩


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