教育年報1992年(H4)-212/225page

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  う集団宿泊指導者事前研修会を開催し、指導力の向上に

  努めた。

 2) 自然の中での生活体験を通して、少年のたくましい心

  身を培う「自然に親しむ少年のつどい」は、参加者自ら

  の創意と協力による手づくりの「住みか」での原始生活

  体験や14キロメートルの野山道(未開発地)を歩くサバ

  イバルウォーク等の自然体験を通して、たくましい体と

  心を育てるとともに、班活動を主体として、自主的、協

  同生活により、友情を深め、主体性と忍耐力、自然観察

  力を養うことができた。

 3) 自然に親しみつつ親子のふれあいを深める「親子キャ

  ンプのつどい」や「親子白銀のつどい」はプログラムに

  創意改善を加えて、親子のふれあいと他家族との交流が

  図られ、所期の目的を達成することができた。

 4) 「野外活動実技指導者研修会」は、野外活動の技術及

  び指導力の向上を図ること、更に、青少年団体活動の指

  導者の育成をめさし、関係団体の指導者及び大学生や高

  校生へも参加を呼びかけ、充実した講師陣によって効果

  的な研修がすすめられた。

(5) 施設、設備の保全と事故防止の徹底を図る。

 1) 防災組織と責任体制を確立し、日常および月例定期点

  検、年末点検を実施し、施設、設備の保全に努めた。

 2) 利用者の事故防止のため、事前の研修会や実施踏査あ

  るいは事前の打合せ等の機会をとらえて、引率指導者に

  対する指導と注意事項に対して徹底を図った。

 3) 広範囲な活動エリア内の保全と、山火事防止のため野

  外コースのパトロール班を編成し、適時パトロールを実

  施して火災の防止とコースの安全確保に努めた。

 4) 防火査察、保安点検、所内環境測定等を実施し、事故

  防止、安全確保に努めた。

 5) 給食委員会を定期に開催し、食中毒の絶無と食品の衛

  生的管理にあたるとともに、調理員の衛生指導の徹底を

  図った。

 6) 野外活動の充実と、野外施設の安全な利用のために点

  検と有害昆虫の駆除に努めた。(今年度はヘビが特に多

  かった。)

(6) 職員研修の充実と資質の向上を図る

 1) 施設の望ましい運営や指導業務について所内研修を計

  画的に実施し、職員の資質と指導力の向上に努めた。

 2) 施設近隣の市町村にある文化財等を調査、視察し、活

  動コースや活動プログラムの開発に努めた。

 3) 所内における計画的な学習会や他施設の視察研修及び

  実技研修会(指導法を含む)を実施し専門性の向上に努

  めた。

 4) 県内外の施設との連携を密にし、情報交換を行い、研

  修効果を高めることができた。

  (県内三施設運営研究協議会、東北・北海道少年自然の

  家運営研究協議会、全国少年自然の家運営研究協議会等

  への参加)

3 職員組織
職名 所長 次長 副主査 主事 主任運転手 主任指導主事 指導主事 社会教育主事
人員 1 1 1 1 1 1 5 1 12


第2節 施設・設備の概要

 1 所  在  地

○ 河沼郡会津坂下町大字八日沢字西東山4495-1

 2 宿 泊 定 員

○ 本 館 25室 300名

○ ロッジ 10棟 150名

○ テント 20張 120名

 3 敷 地 面 積

○ 251,432m2

 4 建 物 面 積

○ 延床面積  5,864,83m2

 ・管理研修棟 ・宿泊棟 ・プレイボール ・アセンブリホール

 ・ロッジ ・野外活動管理センター ・野外炊飯場

 ・野外トイレ ・車庫

 5 設備備品等

 ・フィールドアスレチック ・スキー ・そり ・かんじき

 ・天体望遠鏡 ・双眼鏡 ・テレビ ・VTR

 ・16m/m映写機 ・野外活動用具 ・野外炊飯セット

 ・運動用具 ・サイクリング車 ・伝承遊びセット 

 ・ピアノ ・オルガン ・アコーディオン ・OLコース

 ・その他

 第3節 利用状況

 当施設を利用できる対象者は、次のように大別される。

(1) 小学校、中学校、養護学校の児童・生徒及び引率者。

(2) 少年団体の構成員及び引率者。

(3) その他、所長が適当であると認めた者。

 本年度の利用団体数は、261団体、実利用者数17,893人、

延利用者数は、45,853人である。

 なお、利用状況の詳細は次のとおりである。



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