教育年報1993年(H5)-205/235page

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第4節 調査研究事業

 各種の研修会ならびに協議会等に出席し、また、多岐にわ

たる調査研究をすすめながら、成果の蓄積と館の機能の充実

を図った。その項目および概要は次のとおりである。

(1) 調査研究事項

 1)作 寒 2)作 品 3)技 法 4)美術史 5)保 存

 6)教育普及 7)展覧会 8)運 営 9)県内外の展示施設

 10)美術館利用者の動向他

(2) 重点調査研究事項

 (1) 福島の工芸作家作品調査

 (2) 大下藤次郎と県内水彩画家

第5節 普 及 事 業

 美術の表現と鑑賞のよろこびをより深めるために、さまざ

まな視点による事業を行った。その概要は次のとおりである。

 1 講演会の開催
演題 期日 講師 聴講者数
絵本と子供の世界 5/5(水) 古田足日
(児童文学者)
150名
バルビゾン派と近代日本の洋画 8/1(日) 大島清次
(世田谷美術館長)
200名
一色一生 11/7(日) 志村ふくみ
(染織家)
300名

 合計:650名

2 映画会の開催

講堂において、午前、午後の2回上映(無料)
上映映画 期日 入場者数
書を捨てよ町へ出よう 5/16 150名
田園に死す 6/20 150名
悪魔の発明 7/11 80名
真夏の夜の夢 8/15 70名
西鶴一代女 9/19 110名
さすらい 10/17 60名
情事 11/21 100名
二ジンスキー 2/20 120名
旅情 3/20 100名
 合計:940名

3 実技講座の開催
 \ 講座名 期日 講師 受講者数
5週連続 (油絵教室)
―人物を描く―
5/8〜6/5  深沢軍治
(画家)
13名
(彫塑教室)
―頭像をつくる―
8/29〜9/26  大石尚
(郡山女子短期大学助教授)
10名
(版画教室)
―シルクスクリーン―
10/31〜11/28 菅野朝宏
(福島成蹊女子高校教諭)
16名
(デッサン教室)
―人物画(鉛筆・木炭)―
2/6〜3/6  北折整
(東北生活文化大講師)
25名
2日 (彫金)
―カラクリン―
6/26・27 井村隆
(造形作家)
11名
1日 (マクラメ)
―プラントハンガ―
12/5 高澤俊郎
(美術館学芸員)
10名
(デコパージュ)
―壁飾りをつくる―
1/23  片山邦子
(福島女子短期大学助教授)
16名
(アクリル画)
―ひっかき・らくがきあーと―
3/12  高澤俊郎
(美術館学芸員)
20名
親子美術教室 (紙工芸)
―ぺーパークラフト―
1/25  石尾利郎
(テザイン研究所助教授)
6組
18名
(陶芸)
―キャンドル・スタンド―
7/24・25  日下部正和
(県立安積高校教諭)
17組
39名
(工芸)―凧とパタパタをつくる― 12/11 佐久間敬
(福島大学教育学部教授)
6組
15名
公開製作 (アクリル画)
―アクリルで和紙を描く―
6/12・13 重田良一
(千葉大学教育学部教授)
15名
(版画)
―木口木版画の歴史と技法―
10/10  柄澤
(版画家)
10名

 合計:218名

4 美術鑑賞講座の開催

   講義室において13:30から2時間程度(聴講自由)
講座名 期日 担当学芸員 聴講者数
1)狩野派と等伯、友松 4月24日(土) 堀宜雄 25名
2)琳派と若沖、簫白 5月8日(土) 20名
3)文人画と円山四条派 5月22日(土) 20名
4)浮世絵と洋風画 6月5日(土) 25名
5)世紀末の美と幻想
―ギュスターヴ・モロー―
10月2日(土) 吉村有子 8名
6)現代美術の源流を探る 10月16日(土) 高澤俊郎 5名
7)東北の仏像彫刻 10月30日(土) 増淵鏡子 13名
8)現代日本の絵本 11月13日(土) 宮武弘 20名
9)美術館へ行こう〜小学生 7月31日(土) 高澤・増渕 10名
10)美術館へ行こう〜中学生 8月21日(土) 堀・荒木 11名

合計:157名


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