第4節 調査研究事業
各種の研修会ならびに協議会等に出席し、また、多岐にわ
たる調査研究をすすめながら、成果の蓄積と館の機能の充実
を図った。その項目および概要は次のとおりである。
(1) 調査研究事項
1)作 寒 2)作 品 3)技 法 4)美術史 5)保 存
6)教育普及 7)展覧会 8)運 営 9)県内外の展示施設
10)美術館利用者の動向他
(2) 重点調査研究事項
(1) 福島の工芸作家作品調査
(2) 大下藤次郎と県内水彩画家
第5節 普 及 事 業
美術の表現と鑑賞のよろこびをより深めるために、さまざ
まな視点による事業を行った。その概要は次のとおりである。
1 講演会の開催
演題 期日 講師 聴講者数 絵本と子供の世界 5/5(水) 古田足日
(児童文学者)150名 バルビゾン派と近代日本の洋画 8/1(日) 大島清次
(世田谷美術館長)200名 一色一生 11/7(日) 志村ふくみ
(染織家)300名 合計:650名
2 映画会の開催
講堂において、午前、午後の2回上映(無料)
上映映画 期日 入場者数 書を捨てよ町へ出よう 5/16 150名 田園に死す 6/20 150名 悪魔の発明 7/11 80名 真夏の夜の夢 8/15 70名 西鶴一代女 9/19 110名 さすらい 10/17 60名 情事 11/21 100名 二ジンスキー 2/20 120名 旅情 3/20 100名 合計:940名 3 実技講座の開催
\ 講座名 期日 講師 受講者数 5週連続 (油絵教室)
―人物を描く―5/8〜6/5 深沢軍治
(画家)13名 (彫塑教室)
―頭像をつくる―8/29〜9/26 大石尚
(郡山女子短期大学助教授)10名 (版画教室)
―シルクスクリーン―10/31〜11/28 菅野朝宏
(福島成蹊女子高校教諭)16名 (デッサン教室)
―人物画(鉛筆・木炭)―2/6〜3/6 北折整
(東北生活文化大講師)25名 2日 (彫金)
―カラクリン―6/26・27 井村隆
(造形作家)11名 1日 (マクラメ)
―プラントハンガ―12/5 高澤俊郎
(美術館学芸員)10名 (デコパージュ)
―壁飾りをつくる―1/23 片山邦子
(福島女子短期大学助教授)16名 (アクリル画)
―ひっかき・らくがきあーと―3/12 高澤俊郎
(美術館学芸員)20名 親子美術教室 (紙工芸)
―ぺーパークラフト―1/25 石尾利郎
(テザイン研究所助教授)6組
18名(陶芸)
―キャンドル・スタンド―7/24・25 日下部正和
(県立安積高校教諭)17組
39名(工芸)―凧とパタパタをつくる― 12/11 佐久間敬
(福島大学教育学部教授)6組
15名公開製作 (アクリル画)
―アクリルで和紙を描く―6/12・13 重田良一
(千葉大学教育学部教授)15名 (版画)
―木口木版画の歴史と技法―10/10 柄澤
(版画家)10名 合計:218名
4 美術鑑賞講座の開催
講義室において13:30から2時間程度(聴講自由)
講座名 期日 担当学芸員 聴講者数 1)狩野派と等伯、友松 4月24日(土) 堀宜雄 25名 2)琳派と若沖、簫白 5月8日(土) 〃 20名 3)文人画と円山四条派 5月22日(土) 〃 20名 4)浮世絵と洋風画 6月5日(土) 〃 25名 5)世紀末の美と幻想
―ギュスターヴ・モロー―10月2日(土) 吉村有子 8名 6)現代美術の源流を探る 10月16日(土) 高澤俊郎 5名 7)東北の仏像彫刻 10月30日(土) 増淵鏡子 13名 8)現代日本の絵本 11月13日(土) 宮武弘 20名 9)美術館へ行こう〜小学生 7月31日(土) 高澤・増渕 10名 10)美術館へ行こう〜中学生 8月21日(土) 堀・荒木 11名 合計:157名