教育年報1994年(H6)-037/231page
第4章 生 涯 学 習
第1節 概 要
1 ふれあいと生きがいに満ちた生涯学習の振興
新世紀に向けて、ふれあいや生きがい、潤いや安らぎに満
ちた社会の実現を図るため、人々が生涯にわたって、学び、
活動することのできる生涯学習社会の形成に向けて、学習基
盤の整備、学習機会の拡充`生涯学習の普及・啓発の推進な
ど、生涯学習の振興に努めた。
(1) 生涯学習の基盤整備
生涯を通じて、いつでも、どこでも、県民の一人ひとり
が、充実した学習活動ができるよう、生涯学習推進のため
の基盤を整備するため、県生涯学習推進本部を中心に関係
機関・団体等との連携・協力を推進するとともに、生涯学
習支援体制が全市町村に整備されるよう、生涯学習モデル
市町村を指定した。また、6年10月22・23の両日、第2回
生涯学習ふくしまフェアを開催するとともに、生涯学習の
まちづくり推進のための市町村担当者による研究会を実施
するなど、各市町村における生涯学習推進組織の設置や特
色ある事業の実施促進を図り、地域に根ざした生涯学習の
ための基盤づくりに努めた。
また、県民の生涯学習を支援する中心的な役割を担う施
設について、生涯学習審議会の意見を聴取しながら、その
在り方についての調査.・研究に着手した更に・県民の様
々な学習需要に対応した多様な学習の場を確保するため、
生涯学習施設の整備促進と施設間相互の連携を図るととも
に、住民にとって身近な学習施設となるよう、既設生涯学
習関連施設の活用の促進に努めた。
(2) 生涯学習機会の整備充実
生涯学習の気運の高まりの中で、多様化・高度化する学
習ニーズに応える学習機会の拡充を図るため、高度な教育
機能を有する大学や短期大学、専門施設など高度専門教育
機関等、及び、地域の教育・文化の中心的な役割を担う高
等学校、専修・専門学校等学校の教育機能を開放する生涯
学習県民講座を開設し、現代的課題への対応に留意しなが
ら地域における学習の機会の充実に努めた。また、学習機
会を提供している市町村や教育機能を有する関係機関・団
体、民間事業者等との連携を図るなかで、県民がライフス
テージに応じた幅広い分野で学習活動ができるよう、学習
機会の拡充促進に努めた。
また、生涯学習の観点に立った文化活動・スポーツ活動
の振興支援に努めた。
(3) 生涯学習の普及・啓発
県民が生涯学習活動を通じて、明るく心豊かで、生きが
いに満ちた人生を創造することができるよう、自ら積極的
に生涯学習に取り組む意欲を高めるための生涯学習の普及
・啓発を図るとともに、生涯学習に取り組む県民を支援す
るため、最新の学習情報を学習者に通津・的確に提供でき
るよう、生涯学習情報提供システムを6年6月24日から運
用開始するとともに、学習情報ネットワークの拡充及び学
習相談体制の充実に努めた。
更に、家族や地域の人々、自然や文化・スポーツとのふ
れあいを促進し併せて生涯学習の振興を図るため設定され
た、毎月第2土曜日の「ふくしま・フレッシュ・ふれあい
デー(3Fデー)」の普及・定着に努めた。
第2節 生涯学習推進本部
1 生涯学習推進本部会議の開催
期 日 平成6年6月27日(月)
出席者 本部長・副本部長他 計13名
内 容 福島県生涯学習推進本部設置要綱一部改正(案)に
ついて
平成6年度福島県生涯学習関連事業について
福島県生涯学習情報提供システムの愛称募集につい
て
2 生涯学習推進本部幹事会の開催
期 日 平成6年6月24日(金)
出席者 議長(事務局長:教育次長)・副議長他 計27名
内 容 福島県生涯学習推進本部設置要綱一部改正(案)に
ついて
平成6年度福島県生涯学習関連事業について
福島県生涯学習情報提供システムの愛称募集につい
て
3 生涯学習推進本部担当者会の開催
期 日 平成6年7月13日(水)
出席者 座長(生涯学習課長)以下59課等参加
内 容 平成6年度福島県生涯学習関連事業について
市町村における生涯学習の推進について
福島県生涯学習情報提供システムの活用について
第3節 生涯学習モデル市町村の指
定と生涯学習のまちづくり推
進企画会議の開催
1 平成6年度指定町村の実施状況
(1) 梁川町
1) 推進体制
ア 推進組織名
梁川町生涯学習推進本部
イ 組織の構成
本部長:町長