第4章 生 涯 学 習
第1節 概 要
1 ふれあいと生きがいに満ちた生涯学習
の振興
新世紀に向けて、ふれあいや生きがい、潤いや安らぎに満
ちた社会の実現を図るため、人々が生涯にわたって、学び、
活動することのできる生涯学習体系への移行を目指して、学
習基盤の整備、学習機会の拡充、生涯学習の普及・啓発の推
進など、生涯学習の振興に努めた。
(1)生涯学習の基盤整備
生涯を通じて、いつでも、どこでも、県民一人一人が充
実した学習活動ができるよう、生涯学習推進の基盤を整備
するため、県生涯学習推進本部を中心に関係機関・団体等
との連携・協力を推進するとともに、生涯学習支援体制が
全市町村に整備されるよう、生涯学習モデル市町村を指定
した。また、生涯学習のまちづくり推進のために市町村担
当者による研究会を実施するなど、各市町村における生涯
学習推進組織の設置や特色ある事業の実施促進を図り、地
域に根ざした生涯学習のための基盤づくりに努めた。
また、「県民の生涯学習を支援する中心的な役割を担う
施設の在り方」について、生涯学習審議会から7年8月18
日に知事及び教育委員会に対して建議がなされた。更に、
県民の様々な学習需要に対応した多様な学習の場を確保す
るため、生涯学習施設の整備促進と施設間相互の連携を図
るとともに、住民にとって身近な学習施設となるよう、既
存生涯学習関連施設の活用の促進に努めた。
(2)生涯学習機会の整備充実
生涯学習の気運の高まりの中で、多様化・高度化する学
習ニーズに応える学習機会の拡充を図るため、高度な教育
機能を有する大学や短期大学、専門施設など高度専門教育
機関等、及び地域の教育・文化の中心的な役割を担う高等
学校、専修.・専門学校等の教育機能を活用して、生涯学習
県民講座を開設し、現代的課題への対応に留意しながら、
地域における学習機会の充実に努めた。また、学習機会を
提供している市町村や教育機能を有する関係機関・団体、
民間事業者等との連携を図るなかで、県民がライフステー
ジに応じた幅広い分野で学習活動ができるよう、学習機会
の拡充促進に努めた。
また、生涯学習の観点に立った文化活動・スポーツ活動
の振興支援に努めた。
(3)生涯学習の普及・啓発
県民が生涯学習活動を通じて、明るく心豊かで、生きが
いに満ちた人生を創造することができるよう、自ら積極的
に生涯学習に取り組む意欲を高めるための生涯学習の普及
・啓発に努めた。また、生涯学習に取り組む県民を支援す
るため、学習者が必要とする学習情報を迅速・的確に提供
できるよう、生涯学習情報提供システム"ふくしまマナビィネット"
の全県へのネットワークの拡充と学習相談体制
の充実に努めた。
更に、7年度より学校週5日制が月2回に拡大したこと
を踏まえ、生涯学習の振興と子供たちの豊かな人間形成を
図ることを目的とする毎月第2土曜日の「ふくしま・フレ
ッシュ・ふれあいデー(3Fデー)」の一層の普及・啓発
に努めた。
第2節 生涯学習推進本部
1 生涯学習推進本部会議の開催
期日 平成7年6月19日(月)
出席者 本部長(副知事)・副本部長(教育長)他計13名
内容 ・平成7年度福島県生涯学習関連事業(案)について
・市町村における生涯学習推進組織の整備状況につい
て
・福島県生涯学習審議会審議経過報告について
2 生涯学習推進本部幹事会の開催
期日 平成7年6月12日(月)
出席者 議長(事務局長・教育次長)・副議長他計27名
内容 ・平成7年度福島県生涯学習関連事業(案)について
・市町村における生涯学習推進組織の整備状況につい
て
・福島県生涯学習審議会審議経過報告について
3 生涯学習推進本部担当者会の開催
期日 平成7年7月27日(木)
出席者 座長(生涯学習課長)以下59課等
内容 ・生涯学習関連事業の拡充について
・市町村における生涯学習推進組織の整備状況につい
て
・福島県生涯学習審議会審議経過報告について
・「ふくしま・フレッシュ・ふれあいデー」普及啓発
について
第3節 生涯学習モデル市町村の
指定と生涯学習のまちづく
り推進企画会議の開催
1 平成7年度指定市町村の実施状況
(1)霊山町
1)推進体制
ア 推進組織名
霊山町生涯学習推進協議会
イ 組織の構成
会長:町長