育成を図るために、
○豊かな心と創造性をはぐくむ学校教育の充実
○社会の変化に対応した学校教育の充実
○社会参加・自立を目指す養護教育の充実
の3つの視点をもとに本県教育の推進を図ってきた。
特に、本県学校教育の実情と学習指導要領の趣旨を踏ま
えて、21世紀を担う児童生徒の健全な育成を図るために
「教育内容・方法の充実」「道徳教育・環境教育の充実」
「生徒指導・進路指導の充実」等9つの観点から施策を展
開しその充実に努めた。
(2)指導組織
義務教育課担当主幹、主任指導主事ほか11名の指導主事
等と各教育事務所指導課長、指導主事、各市町村教育委員
会指導主事及び教育委員会委嘱学校教育指導委員(下表)
によって、幼稚園、小学校、中学校の指導に当たった。
県北 県中 県南 会津 南津 相双 いわき 計 指導主事数 (指導課長を含む) 8 9 7 9 5 7 8 53 市・町教育委員会 指導主事等数 10 17 2 5 0 2 10 46 教科等指導委員数 (養護教育を含む) 7 7 8 7 10 8 7 54 生徒指導委員数 3 4 2 3 1 2 2 17 学校体育指導委員数 2 2 1 2 1 1 1 10 (3)学校教育指導の重点
本年度は、学習指導要領の趣旨を踏まえ、新しい学力観
に基づく教育活動を推進するとともに、基礎学力の向上、
登校拒否の減少を図るべく、教育課程の改善及び学習指
導、生徒指導の充実に努めた。
1)教育内容・方法の改善・充実に努める。
ア 広報誌「教育福島」で学校教育指導の重点や具体的
課題を明確にし、改善に役立つ実践例を紹介した。
○学校教育指導の重点(1月号別冊)
○道徳教育の充実(4・5月号)
○生徒指導の充実(6月号)
○"新世紀ふくしま"を担う人材育成のための学級教
育の充実(7・8月号)
○進路指導の充実(9月号)
○教職員研究論文(1月号)
イ 小・中学校教育課程運営改善講習会を開催し、教員
の指導力の向上と学習指導要領の趣旨の実現を図っ
た。
○対象者一教頭及び教諭の中から各校1〜2名程度
ウ 小学校実技指導講座に出席させ、指導的立場にある
教員等の指導力の向上と実技指導の充実、向上を
図った。
○対象者一音楽、図画工作、家庭の3教科の教員
エ 福島県小・中学校教育研究会との共催で教育課程実
施上の諸問題を研究し、その改善・充実に努めた。
オ 各種研究学校(地区)を指定し、指導内容や指導方
法の改善・充実に努めた。
○読書指導研究指定校(小学校1校)
○小・中学校基礎学力向上推進事業(7管内)
○教育課程研究指定校(小・中学校各1校)
○生活科実施推進協力校(小学校1校)
○へき地教育研究指定校(小学校1校)
○勤労生産学習研究推進校(小・中学校各1校)
○中学校生徒指導総合推進校(中学校2校)
○機器利用研究校(中学校1校)
○中学校進路指導総合改善事業研究推進実施校)
(中学校1校)
○環境教育推進モデル校(小学校2校、中学校1校)
力 道徳教育振興会議、市町村道徳教育推進事業、道徳
教育の研究学校(地区)を指定し、道徳教育の改善
充実に努めた。
○道徳教育振興会議(1地区)
○市町村道徳教育推進事業(1村)
○道徳教育推進校(小・中学校各4校)
キ 指導担当者の資質向上のため研修の充実に努めた。
○指導担当者研究協議会(2回)
○指導課長会議(3回)
2)教職員の資質と指導力の向上に努めた。
ア 小学校、中学校初任者研修の実施
イ 事務職員、教職経験者、新任校長、新任教頭、新任
教務主任等の研修会の実施
ウ 中央研修講座への派遣
エ 英語教育指導者講座への派遣
オ 会津大学における英語担当教員のための語学研修へ
の派遣
カ 教員海外派遣の実施
キ 長期研修生(内地留学)の派遣
ク 教育研究団体に対する援助と指導
ケ 教職員研究論文の募集
3)へき地教育担当教員、免許外教科担任教員の研修の充
実と指導力の向上に努めた。
ア へき地教育担当教員研修会
イ へき地小規模学校教育研究大会
ウ 中学校免許外教科担任教員研修会
4)幼稚園教育担当教員の研修の充実と指導力の向上に努
めた。
ア 幼稚園等新規採用教員研修
イ 幼稚園教育課程運営改善講座
ウ 幼稚園教育研究集会
エ 保育技術専門講座
オ 幼稚園実技講習会
カ 園長等専門講座
5)生徒指導の充実に努めた。
ア 各種研修会を実施し、生徒指導の充実に努めた。
○生徒指導推進会議(県1回、各事務所2回)
○生徒指導担当指導主事研究協議会(2回)
○生徒指導講座
イ 研究学校(地区)を指定し、生徒指導の充実・改善
に努めた。