第15章　福島県立美術館

第1節　概　　要

開館11年目を迎えた福島県立美術館は、さまざまなテーマ

による展覧会をはじめ、各種講座等の普及事業を開催し、美

術情報の発信基地としての機能の充実を図ってきた。

また、美術品の収集・保存とともに広範な調査活動をすす

めて、研究成果の蓄積に努力してきた。

本年度の美術館活動の概要は、次のとおりである。

1　美術館運営協議会

委員を次の方々に委嘱し、1回開催した。

(1)委員

深澤一栄　福島県中学校教育研究会長

(7.1.1〜)

大竹寅八郎　福島県高等学校教育研究会長

(7.1.1〜)

渡辺良雄　福島県芸術文化団体連合会長

(7.1.1〜)

佐藤昌志　福島県文化センター館長

(7.1.1〜)

伴場忠彦　福島県議会議員(7.8.25〜)

西間木節子　福島県市町村教育委員会連絡協議会長

(7.1.1〜)

伊藤昌太　福島大学教育学部長(7.8.25〜)

佐藤光元　福島県教育庁(7.1.1〜)

酒井哲朗　三重県立美術館長(7.1.1〜)

佐々木恵寿　福島県青少年団体連絡協議会会長

(7.1.1〜)

(2)協議会の開催

1）期日　平成8年2月22日

2）内容・平成7年度事業実績

・平成8年度予算の概要について

・平成8年度事業計画の概要について

・福島県立美術館の運営について

2　他館等との連携

県内外の博物館施設および美術館連絡協議会等との連携を

図り、運営、企画展、教育普及、調査研究等に関する情報交

換並びに研修をすすめた。

(1)加盟団体

1）全国美術館会議(監事)

2）美術館連絡協議会(会員)

3）日本博物館協会(会員)

4）日本博物館協会東北支部(会員)

5）東北地区博物館協会(会員)

6）福島県博物館連絡協議会(理事)

(2)研修受け入れ

1）期日平成7年7月4日〜7月9日(6日間)

2）内容博物館学実習(実習生10名)

第2節　美術品の収集・保存事業

美術品等の情報収集をすすめ、購入および企画展出品作品

の寄贈を受けるなど収蔵品を充実した。また、収蔵品や資料

の保全を図り、他館への貸出についても協力した。

1　収蔵品点数一覧

(平成8年3月31日現在)

種別	購入点数	受贈点数	移管点数	合計
海外 (絵画・版画・ 彫刻)	点 188	点 10	点 0	点 198
日本画	55	63	115	233
洋画	71	93	98	262
版画	90	438	40	568
彫刻	2	4	48	54
工芸	14	9	33	56
書	0	1	36	37
下絵等	0	14	11	25
合計	420	632	381	1,433

2　収集評価委員会

委員の次の方々に委嘱し、1回開催した。

(1)委員

内山武夫　東京国立近代美術館次長

(H4.4.1〜)

桑原住雄　武蔵野美術大学教授

(S55.4.1〜)

佐藤光元　福島県教育長

(S55.4.1〜)

原田実　平塚市美術館長

(H4.4.1〜)

三木多聞　徳島県立近代美術館長

(S55.4.1〜)

(2)委員会の開催

1）期日　平成8年3月7日

2）内容・購入候補作品について

・受贈作品について