教育年報1996年(H8)-124/254page

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(4)第20回県展移動展

地方に優れた芸術文化を紹介することによって地方特有

の文化を高めるとともに、自ら文化を創造する力を育てる

目的で、昭和44年度から実施してきた「地方巡回美術展」

を昭和52年から内容の充実と部門の拡大を図り、

「県展移動展」と名称を改めた。

本年度は20回目で、展示した100点の作品は、第50回記

念県展の招待及び授賞等の作品であり、多彩で質の高い内

容により各会場とも好評を博した。

ア 期日、会場、観覧者

6月30日〜7月3日 昭和村立昭和小学校体育館

500名

7月6日〜9日 東和町文化センター 1,142名

7月12日〜15日 塩川町民体育館

584名

7月18日〜21日 楢葉町町民体育館 776名

イ 展示数

日本画20点、洋画35点、彫塑15点、工芸美術15点、

書15点、計100点

4 文化振興基金の充実の活用

県民の文化活動の活発化に伴い、文化振興基金の利用も多

く、県民の文化活動促進のための原動力となった。

また、文化活動に関し優れた成果を収め、本県文化の普及

・向上・保存及び伝承に貢献した個人及び団体を顕彰した。

ア 助成状況
種別/区分 件  数 金   額
成果発表事業 200件 15,181千円
発表会等への参加事業 18 4,282
文化団体への事業 6 6,817
特認事業 2 500
文化財の保護事業 5 439
231件 27,219千円

イ 顕彰者
部門 氏名
総合 星賢正
美術 関谷浩二
音楽 福島市民オーケストラ
文学 加藤八郎
菊地啓二
文化財の保護 大堀敏雄


5 文化活動指導者養成確保

芸術文化指導者派遣事業

県単位の文化団体の要請に基づき、芸術文化事業にそれぞ

れ該当専門分野の指導者を派遣し、地域芸術文化活動指導者

の養成の一助とするとともに、地域文化活動の活性化を図っ

た。
派遣事業の名称 主催団体 期 日 場 所 派遣講師
第18回出品者
研修会
福島県美術家連盟 6月23日〜24日 県文化センター 室井東志夫
詩祭・講演と
朗読の集い
現代詩人会 10月19日〜20日 福島市民会館 新井豊美
オペラ「ラ・ボエ一ム」
歌劇演出研修会
福島オペラ協会 2月25日〜26日 国見町観月台文化センター 小林百香


第3節 文化の伝承の充実

1 文化財保護体制の充実

(1)指定文化財保護体制の充実(文化財パトロール)

文化財保護の万全を期すため、民間の有職者21名を文化

財保護指導委員に委嘱し、パトロール計画に基づいて、定

期的に国・県指定重要文化財等や重要遺跡の巡視を行い、

その実態把握に努めた。また、この巡視結果に基づいて、

市町村教育委員会の協力を得ながら文化財の所有者等に対

し指導・助言を行うとともに、文化財保護の啓発普及に努

めた。

文化財保護指導委員
教育事務所 担当地区 氏 名 所属・職業等
県北 福島 石井宏幸 霊山町立霊山中学校教諭
伊達 菊池利雄 国見町文化財保護審議会委員
安達 阿部正行 福島県立安達高等学校教諭
県中 郡山 水井保彦 郡山市文化財保護審議会委員
岩瀬 戸石清一 須賀川市文化財保護審議会委員
石川 芳賀満 石川町文化財保護審議会委員
田村 佐久間信次 三春町文化財保護審議会委員


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