教育年報1997年(H9)-098/258page
5 研究指定校
(1) 文部省指定
1) 交流教育地域推進事業
ア 趣旨
盲学校、聾学校、養護学校及び小・中学校の特殊学
校と幼稚園、小学校中学校及び高等学校や地域社会と
の多様な交流活動を展開することにより、児童生徒等
の社会性の育成や豊かな人間形成を図ると共に、障害
のある児童生徒等に対する理解と認識を推進する。
イ 指定期間
平成9年度〜平成10年度
ウ 指定校
福島県立盲学校
○ 協力校 福島市立福島第四小学校
福島市立清明小学校他
エ 交流教育地域推進運営協議会
・学校関係者、教育委員会関係者等の関係者で構成し
た。
・事務局 盲学校
オ 実施状況
○ 本事業のねらいや運営の指針の設定
○ 本事業の実施に関する指導・助言
○ 本事業の趣旨の普及及び情報の提供
○ 事業計画書の作成
○ 中間報告書の作成
○ 教育委員会は事業の成果の普及
(2) 県教育委員会指定
1) 養護教育進路指導推進事業
ア 趣旨
障害のある児童生徒の卒業後の社会参加・自立に向
けて、一人一人の実態や地域の条件等に応じた進路指
導の在り方についての研究協議や進路実現への理解啓
発の促進等、進路開拓の支援方策を推進する。
平成8年度より2年間にわたる事業であり、養護学
校を拠点に中学校特殊学級の含めて、地域に根ざした
進路実現を目指して実施した。
イ 実施校及び協力校
○ 実施校 県立あぶくま養護学校
県立会津養護学校
県立いわき養護学校
○ 協力校 郡山市立安積中学校
郡山市立守山中学校
会津若松市立第二中学校
会津坂下町立第二中学校
いわき市立内郷第一中学校
いわき市立好間中学校
ウ 実施状況
○ 養護教育進路指導推進協議会
各校委員15名 年2回実施
○ 養護教育進路指導担当者会
養護学校、特殊学級担当者 委員5名
年5回実施
○ 事業所見学、現場実習の実施
○ 作業学習成果作品展の開催
6 生徒指導・進路指導
(1) 生徒指導
障害のある児童生徒の抱えている生徒指導上の課題に対
して、障害の状態や発達段階に応じた指導が十分行えるよ
うに、校内の生徒指導体制の確立に努めた。
特に、児童生徒の障害を十分理解し、児童生徒の立場に
立った行動理解を行い、児童生徒の自己実現を図るべく、
生徒指導の機能を生かした指導援助に努めた。
(2) 進路指導
進路指導に当たっては、次の点に重点をおき学校の進路
指導に努めた。
1) 児童生徒が自ら障害の状態を改善・克服し、積極的に
社会参加・自立しようとする意欲を高めるとともに、進
路に必要な職業的な知識、技能、態度等、基礎的な能力
の習得に努めること。
2) 小学部・中学部・高等部の一貫した進路指導を組織的、
計画的に実施できるよう校内の進路指導体制の充実に努
めること。
3) 福祉・医療機関や職業安定所、事業所等、関係機関と
の連携に努めること。
7 特別活動
(1) 卒業式
1) 県立盲・聾・養護学校卒業者数
障害/学部 幼稚部 小学部 中学部 高等部
(専攻科
を含む)合 計 盲 0 5 13 18 聾 9 3 13 3 28 精神薄弱 60 82 38 180 肢体不自由 18 32 30 80 病 弱 7 22 14 43 計 9 88 154 98 349