教育年報1997年(H9)-138/258page
平成9年度発掘調査件数
(平成9年4月〜10年3月)
県北 県中 県南 会津 南会津 相双 いわき 計 農業関係(国・県・団体) 0 1 1 2 0 10 0 14 都市計画等 3 5 4 0 0 0 0 12 道路建設 4 7 8 4 1 2 5 31 河川・ダム・空港 4 0 0 0 0 0 0 4 宅地造成等 5 2 2 0 0 1 0 10 学校建設 0 0 0 0 0 0 0 0 その他の建物 0 2 0 2 0 0 0 4 電機・ガス・水道 1 0 1 0 1 2 0 5 ゴルフ場・土取り 0 0 0 0 0 0 0 0 その他 4 9 0 4 0 3 0 20 学術調査 1 0 0 0 0 0 0 1 計 22 26 16 12 2 18 5 101
発掘調査件数101件の内訳は、県教育委員会が実施したもの29件、
市町村教育委員会が実施したもの71件、大学が実施した
もの1件です。開発にともなう、事前協議のための試掘調査は含まれていません。
(5) 県内の発掘調査等の状況
発掘調査の原因別・地区別の通知等の件数は上表のとお
りである。
原因では、道路建設・都市計画の区画整理を含む宅地造
成・農地開発に関連する土木工事によるものが上位を占め
る。
また、近年の傾向は大規模開発が増加することにより、
工法対応による部分調査で対応し切れずに、全面調査とな
る遺跡が多く、その結果1遺跡あたりの調査面積が広くなっ
てきている。開発件数の増加に加え、面積の拡大もあって、
全体として発掘調査量は膨大なものとなっている。
なお本年度から、開発にともなう事前協議のための試掘
調査件数は集計から除外していますが、全地区で多数の試
掘調査が実施されている。
(6) 文化財センター(仮称)整備事業
埋蔵文化財等の調査・研究、収蔵・保管、公開・活用及
び埋蔵文化財担当職員の研修の拠点となる文化財センター
(仮称)を、白河市及び安達町に設置予定であるが、平成
9年度は、白河館(仮称)の基本設計を行った。