教育年報1997年(H9)-246/258page
2 平成9年度重点目標と成果
(1) 施設の充実・整備、利用しやすい施設づくり
1) 施設の充実・整備
ア 全所員が施設、設備、エリア内外の活動場所につい
ての知識を持ち、より有効活用ができるよう、活動場
所の整備・充実につとめた。
イ 活動場所での現地所員研修と自然環境の調査を実施
した。
2) 利用しやすい施設づくり
ア これからの自然の家のあり方について研究するとと
もに、自己研鐙に努めた。
イ 多様な団体に対応できる受入れの確立を図るととも
に、所員の柔軟な姿勢がとれるよう努めた。
(2) 助言・意見の具現化と運営の確立・改善
1) 関係諸機関の助言の具現化
ア 運営委員会等諸機関の助言を受け、所の運営確立・
改善の指針とした。
2) 利用団体の意見の具現化
ア 利用後の代表者による引率者記録簿を分析するとと
もに、普段の利用者の声に耳を傾け、可能な限り所の
運営に生かすよう心がけた。
(3) 活動種目の開発
1) 海浜の特徴を生かす活動の研究
ア いかだ乗り、磯遊び、釣り等の海浜活動の内容充実
を図った。
イ 特徴ある海岸地形を活用した活動種目の研究に努め
た。
2) エリア内活動種目の開発
ア マウンテンバイクコースやロープコース等新しい活
動種目の導入など活動内容の充実を図った。
イ 利用者の便宜を考え、エリア内での活動の充実と種
目開発に努めた。
(4) 主催事業の開催と魅力ある事業の開発
1) 特色ある主催事業の開催
ア 事業の内容を吟味し、ゆとりある日程の中で、種々
の自然体験と他家族の交流・ふれあいが深まる主催事
業を推進した。多くの参加者があり好評であった。
イ 学校団体・社会教育関係団体引率者体験宿泊におい
ては、利用時の活動に直結する内容を厳選して実施し
た。
2) 関係諸機関との連携による事業の開発
ア 教育委員会、教育事業所、公民館等各機関との連携
による各研修会の実施、並びに特色ある事業の研究開
発に努めた。
(5) 現代的課題を考慮した活動・事業の研究
1) 現代的課題に対応できる活動種目の開発
ア 青少年の持つ現代的課題を把握し、対応できる活動
種目について研究を進めた。
2) 事業の中での課題追求
ア 主催事業・受入事業の中で生ずる課題の追求とその
課題解決のための努力をした。
(6) 安全管理の徹底
1) 施設・設備の安全点検
ア 定期安全点検の励行に努めた。
イ 随時補修の徹底を図った。
2) 給食施設・設備の衛生管理
ア 給食委員会を随時開催し、食品並びに施設設備の衛
生管理の徹底を図り、食中毒防止に努めた。
イ 野外炊飯、弁当給食時の衛生対策の徹底を図った。
3) 利用者の安全確保と事故防止
ア 利用者の健康状態の把握及び活動中の安全指導の徹
底を図った。
イ 活動場所の安全確保とコース点検の徹底を図った。
ウ 事故等有事の場合に迅速に対応できる体制づくりに
努めた。
4) 火災予防体制の強化
ア 防火・避難訓練を計画的に実施した。
イ 山火事防止の呼びかけ、エリア内の防火パトロール
を実施した。
ウ 消防施設の自主点検と委託業者、消防署との連携強
化に努めた。
第2節 施設・設備の概要
1 所在地
いわき市久之浜町田之網字向山53
2 宿泊定員
○ 本館 定員 300名(和室28室)
○ ロッジ 定員 150名(15棟)
○ テント 定員 100名(25張)
3 敷地面積
○ 363,236m2
4 建物面積
○ 6,949.94m2
○ 中心施設
本館(宿泊室、オリエンテーションホール、研
修室、野外学習室、事務室、食堂、浴室等)
体育館
○ 野外施設
管理棟、ロッジ、炊飯棟、便所等
5 野外活動施設面積
○ つどいの広場 7,000m2
○ 多目的広場 8,890m2
○ 自然観察園 4,050m2
6 設備備品等
○ 体育館(バレーボールコート2面、
バスケットボールコート1面、バドミントンコート2面、卓球台3台、