教育年報1998年(H10)-003/270page
加指定して、文化財の保護を図った。
(4) 各種の開発から埋蔵文化財を保護するため、常磐自動車
道など6事業について表面調査・試掘確認調査を実施した。
また、現状保存できない遺跡については、あぶくま南道路
ほか5事業で記録保存のための発掘調査を実施し、報告書
を刊行した。
(5) 出土品の保存・管理、公開・活用を図るための、文化財
センター白河館(仮称)の造成工事、建築実施設計、展示
実施設計などを行った。
7 スポーツ健康関係
(1) 地域スポーツの振興・充実を図るため、(財)幅島県スポー
ツ振興基金事業として「ふくしまスポーツフェスタ」「生
涯スポーツキャンペーン」や「複合型地域スポーツクラブ
育成モデル事業」等を実施した。
(2) 国体を契機に高められた競技力の維持向上を図るため、
シンボルスポーツ地域育成事業、メモリアルスポーツフェ
スティバル補助事業、各種競技力向上事業を継続して実施
し、第53回国体で男女総合16位と健闘した。
(3) 学校における保健安全の充実を図るため、学校保健関係
者を対象に、「保健教育指導者研修会」等を実施し、成果
をあげた。
(4) 栄養教育の推進と衛生管理の徹底を図るため、学校栄養
職員や衛生管理責任者等を対象に、各種研修会を実施した。
(5) 児童・生徒が生涯にわたって積極的に運動に親しむ資質
や能力を育成するため「学校体育実技指導者講習会」、「体
育主任研修会」等を実施し、学校体育の充実を図った。ま
た、今後の運動部活動の在り方を探るため、「運動部活動
リサーチ事業」を推進した。
8 福利厚生関係
教職員一人ひとりが、現職中から退職後までを視野に入れ
た長期的な生涯生活設計を自ら確立し実現していくことの重
要性について理解を深めるために、「第2期教職員生涯生活
設計推進計画」のもとに、その普及啓発に努めた。
特に、自ら作成する生涯生活設計づくりを支援するために
「マイライフプランセミナー」を県・共済組合・互助会が共
同で開催し、教職員の生涯生活設計確立の推進を図った。
なお、次代を担う児童生徒が様々な分野で活躍した。
文化面では、全国高校家庭クラブ研究発表会で原町高校が
4年連続5度目の文部大臣賞、全日本合唱コンクールで安積
女子高校が19年連続(通算20回)の金賞を受賞、会津若松市
立第三中学校が4年連続の金賞を受賞、全日本吹奏楽コンクー
ルで原町市立原町第一中学校が金賞を受賞、全国学校合奏コ
ンクールで郡山市立郡山第四中学校が総理大臣賞を受賞、全
国高校プログラミング競技大会で福島南高校が初優勝、全国
高校生デザインコンクールで福島西高校が文部大臣賞を受賞
した。
スポーツ面では、第10回女子全国高校駅伝競走大会で田村
高校が初優勝、全国中学校体育大会では、福島市立野田中学
校が女子ソフトボールで準優勝を飾った。