教育年報1998年(H10)-041/270page

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第4章 生涯学習

第1節 概要

○ ふれあいと生きがいに満ちた生涯学習

の振興

 ふれあいや生きがい、潤いや安らぎに満ちた生涯学習社会

の実現に向けて、人々が生涯にわたり学び、活動することが

できるよう基盤整備、普及・啓発等を行った。

(1) 生涯学習の基盤整備

 生涯を通じて、いつでも、どこでも、県民一人ひとりが

充実した学習活動ができるよう、生涯学習推進の基盤を整

備するため、県生涯学習推進本部を中心に関係機関・団体

等との連携・協力を推進するとともに、生涯学習支援体制

が全市町村に整備されるよう、公民館訪問等を通じて整備

促進に努めた。

 また、県民の様々な学習需要に対応した多様な学習の場

を確保するため、生涯学習関連施設間の連携に努めた。

2) 生涯学習機会の整備充実

 多様化・高度化する学習ニーズに応える学習機会の拡充

を図るため、地域の教育・文化の中心的な役割を担う高等

学校、専修学校等の教育機能を活用して、生涯学習県民講

座を開設し、現代的課題への対応に留意しながら、地域に

おける学習機会の充実に努めた。

 また、生涯学習の観点に立った文化活動・スポーツ活動

の振興支援に努めた。

(3) 生涯学習の普及・啓発

 県民が生涯学習活動を通じて、明るく心豊かで、生きが

いに満ちた人生をおくることができるよう、自ら積極的に

生涯学習に取り組む意欲を高めるための生涯学習の普及・

啓発に努めた。また、学習者が必要とする学習情報を迅速・

的確に提供するため、生涯学習情報提供システム"ふくしまマナビィネット"の

全県へのネットワークの拡充を図る

とともに、学費相談体制の充実に努めた。

 さらに、生涯学習の振興と子供たちの豊かな人間形成を

図るために設定された、毎月第2土曜日の「ふくしま・フレッシュ・ふれあいデー(3Fデー)」

の一層の普及・啓発に努めた。

第2節 生涯学習県民講座

1 学校開放講座

(1) 高等学校開放講座

1) 目的

 高等学校の施設・設備と人材の活用により、地区住民

に学習機会を提供する。

2) 講師 開放する高等学校の教職員

3) 学習時間 各10回・20時間

4) 開放高等学校
管内 高等学校名 講座名 開設期間 受講
者数
県北 県立福島 明成高校 草花づくり 野菜栽培・収穫 菜子パンづくり 6/20〜 9/17 40名
県中 県立清陵 情報高校 パソコン (ホームページ作 成等) 6/13〜 7/18 80名
県南 県立 白河高校 栄養学、料理、ス トレッチ、ダンス 7/25〜 10/17 23名
会津 県立喜多方 工業高校 パソコン インターネットの 基本 6/30〜 7/23 40名
南会津 県立 田島高校 文学史、音楽鑑賞 短歌、弓道、英会 話 7/27〜 7/31 45名
いわき 県立 平商業高校 パソコン インターネット 6/1〜 6/22 40名

(2) 専修学校開放講座

1) 目的

 専修学校の有する専門的な教育機能を地域社会に開放

し、学習機会を提供する。

2) 講師 開放する専修学校の教職員

3) 学習時間 30時間以上

4) 開放校と学習内容
学 校 名 学 習 内 容 開設期間 受講
者数
造形文化 専門学校 (福島市) パソコン (名刺、カレンダー作成) インターネット 7/21〜 9/12 30名
郡山情報 ビジネス 専門学校 パソコン(ワード・エクセル) 画像編集 ホームページ作成 9/12〜 11/7 30名
シークドレス メーカー 専門学校 (会津若松市) スカート・ジャケット の直し・夕オル・カーテン・きも ののリフォ一ム、コー ディネート 8/29〜 11/14 45名


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