教育年報1998年(H10)-193/270page
第13章 福利厚生
第1節 概要
教職員の福利厚生については、教職員の生活の安定と福祉
の向上をめざし、県教育委員会、公立学校共済組合及び(財)
福島県教職員互助会の三者が緊密な連携を保ち、各事業を実
施した。
また、教職員自らが生涯生活設計を確立し、実現していく
ことを支援するため、「第2期福島県教職員生涯生活設計推
進計画」に基づく各事業の推進を図った。
短期給付事業については、教職員及びその被扶養者の病気、
負傷、出産、死亡もしくは災害等に関し、法律等に基づく適
切な給付を行った。また、平成10年7月診療分から、一部負
担金払戻金等の基礎控除額が2,000円から4,000円に引き上げ
られた。
長期給付事業については、恩給年額の計算の基礎となる仮
定俸給年額が、平成9年4月分から0.85%引き上げられ、普
通恩給等の最低保障額が増額された。また、共済組合が支給
する年金の額については、平成8年度と同額である。
保健・厚生事業については、教職員の健康管理を重点とし、
「骨密度検診」を実施するなど生活習慣病の早期発見・早期
治療等健康づくり支援のため、人間ドック等各種健診事業を
実施した。
また、教職員生涯生活設計関連事業として、40歳代の教職
員を対象にガイドブックの配付やマイライフプランセミナー
を開催するなど生涯生活設計づくりの普及・啓発等を行った。
貸付事業については、住宅貸付けを受ける際、新たに取得
する物件を組合員が自己の用に供する場合には、現所有物件
の処分を条件とせず貸し付けを受けられるように平成9年10
月1日より改正した。
さらに、平成10年度から組合員及びその家族が、要介護者
になったときに、「寝たきりにしない」「社会的入院をさせな
い」ための対応や心構えについて、実技をとりいれた在宅介
護講座をホテルラフィーネ郡山を会場に実施した。平成10年
度は、2回実施し好評を得た。
第2節 短期給付
1 共済組合
平成10年度における共済組合短期給付の給付概況は、次の
とおりである。
種 別 件 数
(件)金 額
(千円)組合員
1人当たり
給付額(円)法定給付 医療給付 本人医療費 167,511 2,037,206 家族医療費 167,852 1,629,997 高額医療費 1,842 139,925 薬 剤 74,447 336,208 看護料・移送料 1 6 小 計 411,653 4,143,342 190,087 その他の給付 出 産 費 606 224,913 配偶者出産費 244 74,931 育児手当金 埋 葬 料 27 14,230 家族埋葬料 77 28,884 傷病手当金 141 37,774 出産手当金 18 2,858 休業手当金 15 2,025 育児休業手当金 5,880 447,208 弔 慰 金 家族弔慰金 災害見舞金 29 9,235 小 計 7,037 842,059 38,631 法定給付計 418,690 4,985,400 228,719 附加給付 医療 給付 家族医療費 38,317 156,353 その他の給付 出 産 費 604 12,527 配偶者出産費 244 6,735 育児手当金 埋 葬 料 26 650 家族埋葬料 77 1,925 傷病手当金 39 10,509 災害見舞金 37 13,580 結婚手当金 577 43,540 入院附加金 1,891 12,884 附加給付計 41,812 258,703 11,868 一部負担金払戻金 37,556 181,488 4,832 短期給付合計 498,058 5,425,591 248,914