平成12年度教育年報 -072/272page
業として、生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識・経験を有するスクールカウンセラーをモデル校に配置するとともに、学校教育相談推進事業としてスクールカウンセラー配置終了校に学校教育相談員を配置し、いじめや不登校等生徒の問題行動の解決にあたった。
3 進路指導の充実を図る。
各種の研修会や講座を通して、下記事項の徹底に努めた。
ア 低学年からの計画的・組織的な進路指導を通し進路意識の高揚に努めること。
イ ホームルーム活動における進路指導の充実に努めること。
ウ 進路相談や諸調査・諸検査を通して、生徒の能力・適性・進路の希望等を的確に把握すること。
エ 生徒の自己理解の促進に努めること。
オ 進路指導室の整備及び進路に関する情報や資料の収集に努めるとともに、その効果的な活用を図ること。
カ 組織的・計画的な進路相談の充実に努めること。
キ きめ細かい就職指導の充実・徹底に努めること。
4 産業教育の充実を図る。
産業教育の改善・充実を図るため、施設・設備の充実並びに情報教育の推進に努める。
ア 体験入学の内容の質的改善・充実に努めた。
イ 専門高校・学科の理解を促進するため、ポスター「産業教育関係高等学校PRポスター」を作成配付した。
ウ 情報教育の充実のため、教員の研修に努めた。
エ 産業教育関係機関との連携により、産業教育の振興に努めた。
5 学力向上を図る。
ふくしまの教育ライジングプランとして、各学校の主体性を生かした学力向上事業、学習の個別化を図る事業、教員の指導力の向上を図るための事業、学力向上を図るための家庭・地域の意識啓発事業等の実施をとおして、大学等進学及び就職等のために必要な学力の向上を期するとともに、本県生徒一人一人の個性を生かした進路希望の実現を図る。
(4)教職員の資質の向上と学校管理運営の充実
1 現職教育の充実
ア 校内における研修体制の改善・充実を図った。
イ 研修会、講習会等への積極的参加を促進し、指導力の向上を図った。
ウ 自己研修の充実により、教職員の能力が効果的に発揮されるように努めた。
エ 経験者研修T・IIIの一環として、指導主事による学校訪問を行い、教科指導力の向上を図った。
2 学校管理運営の適正化
ア 学校運営の努力目標を定め、その到達度を客観的に評価できるように努めた。
イ 管理者が学校管理運営について積極的に指導助言を行うよう努めた。
ウ 諸表簿の整理と保管、設備・備品の管理と活用については、適正に行われるように努めた。
エ 学校事務の責任分担を明確にし、正確、敏速、円滑に処理するよう努めた。
オ 各種調査報告について、厳正、的確に作成し、期限の厳守に努めた。
3 勤務体制の確立
ア 教職員の勤務内容を明確にし、その実績について客観的に評価できるようにした。
イ 最終退勤者と宿直代行員は、出退勤時に学校管理状況の引継ぎを確実に行うよう指導した。
4 使命感の高揚
ア 教育公務員としての使命感に徹し、規律と責任ある態勢を整え、教育能率の向上に努めた。
イ 教育公務員としての立場を自覚し、いっそう事故防止に努め、社会的信用を失墜することのないようにした。
ウ 絶えず自己研修に努め、豊かな知性を養い、指導力を高め、職責を十分果たせるようにした。
(5)教育環境の整備充実
1 学習環境の整備充実
ア 環境整備については、方針を確立し、年次計画による充実を図った。
イ 学習環境を整備し、学習意欲の高揚を図った。
ウ 施設・設備の管理と運営の適正化を図った。
2 学校事故防止の徹底
ア 安全教育の計画的実施と、事故防止を配慮した環境の整備改善に努めた。
イ 学校事故、教職員事故の防止については、適切な対策を講じ、事故の絶無を期した。
ウ 指導・管理の充実を図るため、関係機関、団体等との連携を密にして協力態勢の確立に努めた。
(6)県立高等学校入学者選抜
1 基本方針
平成13年度福島県立高等学校入学者選抜における基本方針
ア ー般選抜
入学者の選抜は、中学校長から提出された調査書、選抜のための学力検査の成績及び面接の結果を資料として、各高等学校、学科等の特色に配慮しつつ、その教育を受けるに足る能力・適性等を総合的に判定して行うこととする。
1 中学校においては、調査書を厳正公平に作成する。
2 高等学校においては、調査書を十分に尊重する。
3 学力検査問題の出題は、中学校学習指導要領に基づき適正なものとする。
4 学力検査の実施教科は、国語、社会、数学、理科、外国語(英語)の5教科とする。
5 選抜に当たって面接を実施する。
イ 推薦選抜
入学者の選抜は、中学校長より提出された推薦書、調査書及び選抜のための面接、小論文(作文を含む)、実技等の結果を資料として、各高等学校、学科等の特色に配慮しつつ、その教育を受けるに足る能力・適性