平成12年度教育年報 -113/272page
第8節 家 庭 教 育
概 要
家庭教育は、本来、家庭の責任に委ねられ、それぞれの価値観やスタイルに基づいて行われるべきものである。しかし、社会の急激な変化に伴い、家族・家庭をはじめ子どもを取り巻く環境が大きく変化している。このような中で教育に関する課題も増加・深刻化しており、家庭で適切な教育を行うことが困難な一面も見られる状況となっている。
このため、子育てに関する身近な問題から家族・家庭の在り方に関する課題に至るまでを視野に入れ、親個人や地域に対して家庭教育に関する知識・技術・態度等を習得するための学習・相談・交流の機会を提供するとともに、地域における子育て「共同化」へ向けたネットワークづくりの推進などにより、家庭教育の充実を支援する。1 家庭教育トライアングル事業
(1) 家庭教育インストラクター養成研修会
前期 7/11〜3 会津自然の家 45名参加
後期 9/8〜10 国立磐梯青年の家 51名参加
○ 35名修了(26市町村)
修了生の活用について
○ 修了者による自主的な学習団体の発足
○ 修了後各市町村教育長宛に活用の依頼と活用例の提示(2)家庭教育地域(中央)フォーラム
期日・開催地・会場・参加者数
回 期 日 会 場 参加人数 1 6月3日(土) 小高町浮舟文化会館 220名 2 7月1日(土) 福島市市民会館 204名 3 7月1日(土) 会津坂下町中央公民館 131名 4 7月16日(日) 表郷村農村勤労福祉センター 217名 5 7月22日(土) いわき市泉公民館 163名 6 9月9日(土) 只見町公民館 129名 7 11月18日(土) (中央)サンフレッシュ郡山 251名 合 計 1,315名 主題
「家庭教育を見直し、子どもの健やかな成長を育む家庭・地域の在り方」
○ 基調講演による提言、問題提起
相双地区講師 東京国際大学教授 詫摩 武俊氏
県北地区講師 子どもの城国際交流部長 テリー・スーザン氏> br<会津地区講師 福島大学教授 氏家 達夫氏
県南地区講師 国立精神・神経センター精神保健研究所
いわき地区講師 心理開発教育研究所長
社会精神保健部家族・地域研究室長 菅原ますみ氏
立正大学文学部講師 柿本 勇氏
南会津地区講師 福島大学助教授 五十嵐 敦氏
中央フォーラム講師 宮城大学看護学部教授 遠藤 盛男氏
○ 開催した分科会名
「お父さんの子育て広場」「おじいちゃん、おばあちゃんは知恵袋」「みんなで育てる地域の子ども」「子育ては自分育て悩めるお母さんとともに」「乳幼児の子育てガイダンス」(3)家庭教育支援モデル事業
○ 家庭教育推進員の配置
○ 親子のふれあい交流事業の実施
○ 委託先子どもセンター「二本松市子どもセンター協議会」「しらかわ子どもセンター推進協議会」「会津若松市子どもセンター協議会」「田島・下郷町子どもセンター堆進協議会」「はらまち子どもにこにこセンター協議会」「いわき市子どもの体験活動推進委貞会」
2 家庭教育子育て支援事業
(1)家庭教育支援推進委員会
家庭教育上の諸問題の原因等を分析し、家庭教育充実支援事業の企画・推進のための全般的な助言・評価等を行うほか、家庭教育に関する具体的な方策の研究にあたった。
〔家庭教育支援推進委員会委員〕
氏 名 役 職 名 備 考 大宮 勇雄
星野 仁彦
西内みなみ
神戸 信行
新家 淳子
関 章信
芳賀 裕
阿部 次雄
成田 良洋
中畑 満
佐藤和子福島大学教育学部教授
福島県立医科大学神経精神科講師
桜の聖母短期大学助教授
児童養護施設青葉学園長
県家庭教育電話相談員
福島県全私立幼稚園協会代表
県高等学校PTA連合会会長
旭測地株式会社代表取締役
児童家庭課主査
県教育センター教育相談部長
県教育庁義務教育課指導主事委員長
副委員長