平成12年度教育年報 -221/272page
第3節 展 示 事 業
1 常 設 展美術館の収蔵美術品等を系統的に通年展示するとともに、3ケ月毎(版画は1ケ月半毎)に展示替えを行い、コレクションの観覧と保全にあたった。ただし、本年度は改修工事のため展示は以下のとおりに行った。
第1期(7月20日〜10月1日)
第2期(10月3日〜12月24日)
第3期(12月26日〜4月1日)※無料観覧日:県民の日、敬老の日、文化の日(全観覧者対象)、毎月第2、第4土曜日(小中学生対象)
2 常設展特集通常の常設展示を拡大し、テーマを設けて収蔵品を幅広く紹介した。
「日本画にみる人物表現」 会期:1月27日(土)〜2月12日(月)
3 移動美術館臨時休館にともない、コレクションの一部を県内の美術館・博物館などで紹介する移動美術館を開催した。
「近代日本美術と相双の美術家たち」
4 企 画 展
会場:野鳥追の里原町市立博物館
会期:4月16日(日)〜5月14日(日)美術館の自主および他美術館との共同企画等により、国内外のさまざまな美術を紹介した。
企 画 展 ・ 期 日 概 要 (1)シリーズ東北の鼓動T
棟方志功と斎藤清展
7月20日(木)〜8月27日(日)近代日本版画史に名を残し、東北地方を代表する二人の木版画家の独創性溢れる作品を一堂に展観した。東北の風土に根ざしながら両者の対照的な個性的表現を再確認できた。 (2)エドワード・ホッパー展
9月2日(土)〜10月15日(日)20世紀アメリカ絵画を代表する画家エドワード・ホッパーの回顧展。都会の日常生活に潜む内面的な情感をだれよりも深く絵画化し、アメリカ精神を代弁するホッパーの全画業を油彩、水彩など115点で紹介した。 (3)江戸モード大図鑑展
10月28日(土)〜12月10日(日)国立歴史民俗博物館が所蔵する、我が国最大の江戸小袖のコレクション約240点によって、小袖模様のモードとしての変遷、それらを支えた町人衆の美意識を検証した。 (4)アンドリュー・ワイエス
水彩素描展
2月24日仕ト4月8日(日)丸沼芸術の森が所蔵するオルソン・シリーズに関連する水彩、素描115点を展示。深い精神性を湛えたワイエス独自の絵画世界や完成作品にいたる過程などを紹介した。