小学校理科教材指導のてびき-019/80page

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 Aの型は,安定性があり,光源部を上下に動かすとき一か所のねじをゆるめて調節することができます。しかし,支柱が光源部の真下にあるため,真上から照らすことができません。

 Bの型は,光源部を1本の支柱で支えているので,真上から照らしたり光源を下まで下げることができます。しかし,安定性がややたりません。

 Cの型は,2本の支柱で支えられているので安定性があり,真上から照らしたり光源を下までさげることもできます。ただ,二か所のねじをゆるめて上下させなければならないわずらわしさがあります。

(2)光束の調整

 平行光線やその他の光線を得るため,光源と集光用とつレンズの距離を調節して必要な光束を取り出さなければなりませんが,その方法に次の二つの型があり

ます。

1)レンズ固定型

 この型は,レンズが固定されていて,電球を前後に移動して調節します。この型は構造が簡単で光源部が軽く作られております。この型では,レンズの取りはずしができません。

2)レンズ移動型

 この型は,レンズを鏡筒の移動あるいは蛇腹の伸縮によって調節します。レンズの取りはずしができ,それによって拡散光線を得ることができます。

3 使用法

 一般にはAC100Vで使用しますが,中には6V用などもありますので,よく調べた上で使用しなければなりません。

 平行光束を使用する場合,次に述べるスリットをつけて平行光線になるように調節します。

図-25
図-25

図-26
図-26


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