-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-032/170page

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を観察する。
(3) 地層に近づいて観察する。
 (A)は中粒の砂層です。表面は鉄分が酸化して淡黄色ですが,中は暗灰色で水分を含んでいる地層です。
 (B)は白っぽい地層で層の発達(層別)が見られます。
 (C)は30cmの厚さの火山灰を含む凝灰岩質粘土層です。
 (D)は30cmの厚さの成層した砂層です。
 (E)は淡黄色の塊状(層状が見られない)の粘土層で,表面は風化すると,うすく隣片状にはがれやすい性質があります。
 (F)は成層した砂層です。
これらの地層は,第三紀の末の鮮新山で浅海にたい積したものです。

2.川原のようすと流水のはたらき

(1) 調べる場所
 小泉川の赤橋
(2) 土手の上から川や水の流れ,はんらん原の様子などを観察する。
 1) 水の流れ,はんらん原,土手など全体をスケッチする。
 2) はんらん原や,川原は水の流れの曲がっている内側にできているか外側にできているか。
(3) 川原におりて流水のはたらきを調べる。
 1) 流れが曲がっている内側と外側とで流れはどちらが早いか調べる。
 2) 流れが曲がっている外側の岸は,けずられているかどうか。
 3) 水中のぞき箱で川底の砂,レキのつもっている様子を観察する。川原から向い岸に進むにつれて粒子はどう変っているか。ま
小泉川の赤橋
小泉川の赤橋図

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