-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-152/170page
(D)層は,粗粒の砂層で,海岸に見られるような小さい円レキが含まれており,円レキの並び方に注意すると,円レキの並び方は,交わったり,曲がったりした模様をえがいています。この模様を,斜交層理,または,偽層と呼んでいます。
2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
渋川東田橋
(2) 川原の全体のようすを観察する。
1) 土手の上から,水の流れ,草の生えている川原など,川の全景をスケッチする。
2) 川が大きく曲がる付近で川原は外側にできているか,内側にできているか,別の曲がる場所でも調べてみる。
(3) 川原におりて,流水のはたらきを調べる。
1) (ア),(イ)の付近で,それぞれ10mの長さをとり,流れの速さを調べる。
2) 水中のぞき箱で,川底の様子を調べる。(ア),(イ)付近でどう違うか。
(イ)の付近の川底は円レキがつもっており,(ア)の付近は,砂がつもっている。流れの速さとどんな関係になっているか。
3) 水中のぞき箱で(イ)の川底をのぞき,砂やごみが,川底にそって下流に流れていくようすを観察する。