小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1980-125/187page

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◎第6学年理科についてのまとめ
・第6学年になると、多くの科学用語が用いられ、児童にとっては抵抗が大きいものと考えられ
る。現象と関連させながら、その定着を図る必要がある。
。実験・観察については、全体構造の中での位置づけや、それを指導するねらいを明らかにし、
その上で児童の思考に沿った指導を、ひとつひとつ組織化する必要がある
・実験や測定の結果をわかりやすい表にしたり、グラフ化したり、また表やグラフから考察する
能力を身につけることも大切である
・A領域では、特に「体のつくりと働き」についての理解が不十分である。この教材では、でき
る限り観察実験を取り入れ、更に模型や視聴覚の方法を生かした指導が望まれる。
・B領域では、物の性質や変化の規則性を理解させるため、桔果の知識を教えることを重視しが
ちであるが、検証の方法など学習の過程を大切にする指導も必要である。
・C領域では、太陽の動き・地表の変化など自然現象を総合的にとらえる力が弱い。ねらいを明
確にして、継続観察ができるよう、また観測量相互の関連の理解を図るような指導の工夫が必要
である。

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