福島県の中学校の学習に対する意識と行動-016/115page

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〈国語〉
 国語に対する好き嫌いの分節点が,小学校5年と中学校1年にあることは,分析を必要とすることのように思われる。また,一般に生徒たちが,自分で調べたり,発言したりという場面で消極的なこと,表現(作文)指導の不足ということと併せて,もう一度,授業の在り方という観点から検討すべき一事柄であると考えられる。自分なりの感性に密かな自負心をもっているように受けられる生徒たちの期待に応える授業が望まれている。

1 国語学習に対する意識

(1)国語の教科イメージ

 「分かりやすい」,「楽しい」といったイメージは40〜50%と比較的低いが,「感じ方・考え方がたくさんある」,「新しいことを知ったり,自分の考えを深める」などは,85〜90%がそう答えている。「努力すればできるようになる」というイメージも高い。
 全体として,国語という教科の持つ意義は感じているものの,分かりにくく楽しくないなど,もう一つ親しみを感じていないように思われる。これは,学年が進むにつれてマイナスイメージを持つ生徒が増加していることと併せて,検討される必要があるように思われる。

1)全体的な傾向

教科観(全学年)

1 楽しい

2 わかりやすい

3 こつこつ学習すると得意になれる

4 新しいことを知ったり、自分の考えを深められる

5 読み取りでは、考え方や感じ方がたくさんある

6 日本語のことばをより正しく使えるようにする

教科観(全学年) 
 「わかりやすい」あるいは「楽しい」とする回答は約半数で比較的少なく(40〜50%),逆に「考え方や感じ方がたくさんある」,「新しいことを知ったり,自分の考えを深められる」,田本話のことばをより正しく使えるようにする」とする回答が多い(約85〜90%)。



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