研究紀要第33号 学習指導に関する研究 - 078/092page

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図1 クラブの名称について
図1 クラブの名称について

 クラブの名称については中学校・高等学校とも苦労されているようである。英会話クラブと称する場合,「英会話を中心に活動したい」という生徒の要望に添うべく努力しなければならないのは当然であろう。
 英語クラブの担当教師数は,中・高とも生徒数38名〜44名の場合のみ2人で他は1名であった。

(2) 英語クラブ所属生徒数

英語クラブ生徒数

図2−1 中学校  図2−2 高等学校
図2−1 中学校  図2−2 高等学校

図2-1から,英語クラブヘの所属生徒は1年生が圧倒的に多数(51%)であり,入学当初の英語クラブヘの希望者がいかに多いかがわかる。このことは,高等学校においても同様である。(58%)

中学校では,特に女子が,図2-1のとおり,69%を占めていることからも女生徒の英語クラブ志向がみられる。
 この英語熱をずっとさめないように,変化に富んだ活動内容など種々くふうしたいところである。

(3) 英語クラブの予算

表2 英語クラブ運営費(年間)

中学校
高等学校
英語クラブ費
校数
英語クラブ費
校数

0
1,500
3,200
4,000
5,000
7,000
7,500
10,300
26,000

7
1
1
1
1
2
2
1
1

0
800
1,200
2,800
6,000
6,200
8,000
9,700
30,000
114,000

6
1
1
1
1
1
1
1
2
1


・ 中学校では,クラブ活動予算0円(7校)にみられるとおり,クラブ運営上の問題点
−U.1.(5).@参照−
 「クラブ活動予算が不足して生徒に負担させている現状である」という学校から,「校内発表会,文化祭等については,市費から14,000円補助をうけている」まで学校における差は非常に大きい。
・ 高等学校では,最低0円から最高114,000円と非常に差は大きいが,本年度予算0円とあっても前年度は45,000円でテープレコーダーを購入したという学校もある。


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