研究紀要第42号 教育相談における心理検査の活用 - 000_04/029page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

(3) 18ページ 表3,母親の養育態度一覧表に示した型は,昭和55年度・福島県教育センター研究紀要第40号「事例を通した教育相談のすすめ方」9ページに説明してあるので参照のこと。

(4) 17ページ 図2 図3Y-G性格検査プロフィールの図に示した6因子12特性の記号解釈
17ページ 図2 図3Y-G性格検査プロフィールの図に示した6因子12特性の記号解釈

3 用語説明

(1) 9ページ◆新成就値(RAS)
 従来の成就値(RAS)は,学力偏差値-知能偏差値として差得点で表していたが,用具の妥当性からの理由(・年齢範囲・尺度・問題構成上の差異など)や、統計上の理由(・母集団の構成・標本の抽出などの差異)などや,統計的にみても,知能偏差値が高くなれば成就値は低く,知能偏差値が低ければ成就値は高く出る傾向などの問題があった。そこで,同一知能偏差値をもつものの学力偏差値の分布の平均値を算出し,知能に対応する学力の予測値として回帰値を求め,この差得点を回帰成就値(RAS)とし,実用的には新成就値とよぶ。

(2) 16ページ◆パーセンタイル(PP
 集団内での個々の児童生徒の位置を,全体を100とみなして,低い方から数えて何番目かを百分比せ示したもの。最低が1パーセンタイル,中央に位置するものが50パーセンタイルというように表される。

(3) 17ページ◆プラス・マイナス1標準偏差(+1,-1
 一般的に標本が正規分布を示すとき,その平均(m)を中心として標準偏差の大きさだけの幅をとると,その範囲内(m+1,m-1)に全標本のほぼが含まれ,おおよその傾向を知る手がかりとなる。
17ページ◆プラス・マイナス1標準偏差

(4) 26ページ◆同一性の確立
 青年期に克服すべき課題で,過去から現在へ,そして未来へと生きていく自分が,行動や体験の仕方にどのような変化があったとしても,つねに同じ自分がそれらを行っているのだということに矛盾を感じることなく受容できるという自己の捉え方。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。
福島県教育センターの許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。