福島県教育センター所報 創刊号(S46/1971.6) -010/012page
第3日 協議(事例研究) 講義(事例研究の方法)
講義(児童の性格と行動)
講義(心理検査とその活用) 演習(検査器具の取扱い)
講義(中学校生徒の問題傾向)
協議(事例研究)
講義(指導と相談のすすめ方) 講義(施設・面接相談の技術)
協議(教育相談の推進)
第4日 講義(教育相談の方法と移行) 協議(研修の反省)
閉講式
講義(事例のすすめ方) 協議(研修の反省)
閉講式
講義(事例研究のすすめ方) 協議(研修の反省)
閉講式
資料普及事業
(1)方 針
[1]教育に関する専門図書館,資料センターとしての機能を果たし得るよう,教育図書,および資料の収集を計画的に実施し,その活用を図る。
[2]学校・地域における教育実践,研究活動をより推進させるため,研究成果の普及,および文献,資料等の提供を行なう。
[3]学校・地域等の研究成果の展示,紹介を行なう。
(2)内 容
[1]図書,資料の収集,整理,保管
福島県教育研究所,福島県理科教育センターの蔵書を受け継ぎ,現在蔵書数約一万冊,資料等約三千点を容し,昭和46年度中に新規購入予定数約二千冊で,書庫(図書,資料等の保管,整理),第2書庫(小・中・高教科書の保管,整理)で管理する。教育関係定期刊行物(雑誌類)は約60種類を購入。
[2]図書,資料等の貸し出し。
利用の対象者は,教職員,およびセンター所員,所長の承認ある者で,1人,1回,2冊,3週間の原則で貸し出す。
[3]図書,資料等の閲覧
閲覧室が完備し,40名の人室閲覧が可能である。
[4]研究物等の展示紹介
教育展示室が設置され,教育研究成果,教育機器等の展示,紹介を行なう。
[5]教育センター所報の発行
本県教育の進展に資する目的をもって,新しい教育思潮の紹介,教育内容,方法等について広報する。
ア 発行回数
年5回発行する(6月,8月,10月,12日,2月)
イ 頁数
1回発行の所報頁数を平均24頁とする。[6]研究報告書の刊行
ア 学校経営改善に関する研究報告書
学校教育を効果的,能率的に推進する学校経営のあり方を進めるため,本県における学校経営の実態を調査研究し,学校経営上の問題点を明らかにし,学校経営の基礎資料をうる目的で行なう。
イ 小学校における教授組織に関する研究報告書
指導効率を高めるために,教師の特性をいかすとともに,教師の協力による指導組織の改善が望まれる。そこで指導の効率を高めるための,望ましい指導組織を実証的に明らかにし,あわせて,実践上にかかわる諸問題を明らかにする。
ウ 子どもの社会認識に関する研究報告書
子どもたちは,彼等の属する家庭,学校,地域など,共同生活の中で,さまざまな機会にふれて,彼等なりの社会認識を作りあげている。彼等が,いつ,どういう事象にふれ,それとどのように受けとめながら社会認識を形成しつつあるかを明らかにし,児童・生徒の指導の基礎資料を得る目的で行なう。
エ 診断テスト結果の分析的研究の報告書
改訂した「診断的性格を帯びた福島県で標準化した学力検査問題」の標準化のため実施したテストの結果,誤答分析を行ない,学習指導上の問題点を明らかにし,学習指導上の基礎資料を得る目的で行なう。
[7] 福島県教育史の編さん刊行(各千頁)
ア 第1巻 原稿締め切り 昭和46年8月末日
(先近代,近代前期編〜T5)
イ 第2巻(近代後期編T6〜S20)原稿締め切り昭和47年2月末日
ウ 第3巻(現代編1S.20〜S.31)原稿締め切り昭和47年2月末日
編 集 後 記
年度初めの地固めも完了し,各学校・諸先生がたには,昭和46年度を実りある年とするために,日々ご活躍のことと思います。当センターでも,いよいよ活発に新事業を展開すべく,努力中であります。ここに創刊号をお届けいたしますが,本年度は「質問箱に答えて」のコーナーを設けております。教育万般に亘りまして,センターの担当者が,紙上でご回答申しあげたいと存じます。ご質疑事項等ございましたら,どしどしお寄せくださいますようお願いいたします。本年度は,所報編集の基本方針を「親しみのある,読みやすい」所報のスローガンで進んでいきたいと存じますので,ご協力ご鞭撻の程をお願い申しあげます。 (佐々木勝夫)