福島県教育センター所報ふくしま No.30(S52/1977.2) -018/026page
4 校外行事の時間帯について
校外行事の行なわれた時間帯についてまとめたのが前貢のグラフである。
校外行事で会議,打合せ的なものの開催される時刻は,2時〜3時,3時〜4時にひらかれるものが多いが,授業や勤務時間の関係であろう。しかし,金曜日の午後の職員の研修日や午後に教科部会が位置づけてある部会,個人研修になっている教師などは非常に影響をうけることになる。
5 年間行事の調査結果についての考察
ア,年間行事数について
49年度,50年度の2ケ年の行事は,各月ともにおよそ件数は等しい。次年度も校外行事数は大体の目やすとして今年と同数として押えておく必要がある。
イ,行事の種類について
中体連関係(中体連のほか校外体育行事も含む)行事が予想されていたように,今年も新人戦の終了する10月までに33.5%の行事数になっているが,この中には高体連の役員やスポーツ団体の役員会,社会体育関係の役員として委嘱され協力する機会が昨年より多くなっている。一方校外研修参加数が多くなったのは,教育センターの各教科の講座への参加,中教研主催の研修の機会が多くなったためと考えられる。
ウ,校外行事参加のための各教科の欠時間について年休,病体を除いた49,50年度の4〜10月までの欠時数は総欠時数の72.8%,75.9%となっている。中体連関係で保体担任が欠時間が多いのが目立つ。昨年は中体連事務局であったので止むを得ないと思う。厚生関係では,今年は成人病検診,人間ドックなどが増加しているのは本校の年齢構成上当然かも知れない。この調査から校外行事参加による欠時間に対する対策,とくに保体教師の欠時間調整を考えなければならない。教師個人の研修時間が確保できなくなるからである。
エ,校外行事の時間帯について
2時〜3時,3時〜4時の開催時刻は一般的なものと考えられる。時によると行事をもたない日とされている金曜日(全職員研修日)にもたれその影響が多いこともあった。また,この時刻に行なわれる行事の終了時刻はほとんど退勤時刻で,自校が会場である以外はその日は校務の処理もできないようである。
(2) 現職教育の実態調査と考察
本校の研修日は毎週金曜日で,1週は学年部会,2週は各係部会,3週は研究協議会,4週は各種委員会などとなっている。研修時間計画は次表のとおりである。
A表 研修時間計画表(昭和50年度)
項目
研究部
欠 課
による
時間割へ
位置づけ
放課後
長 期
休業中
学年部会
10
各係部会
10
全体協議会
8
8
24
各係委員会
25
教科部会
25
(時間)
B表 各教科部会実施状況(50.4月〜10月)
項目
月
教科
定例部会
定例外部会
夏 季
休
業
中
備考
4 5
6
7
8
9
10
4
5
6
7
8
9
10
夏季休業中に実施 した時間と内容
国語 2 2 2 1 1 2 2 1 1 1 60分 中教研発表について 社会 1 3 1 1 1 3 3 数学 4 3 3 1 1 2 1 1 120 市教研指導計画作成 理科 2 2 3 1 1 3 2 1 1 1 1 60 理科室設備について 音楽 2 3 2 3 1 4 4 3 3 美術 3 2 2 2 1 1 2 1 2 2 1 2 2 2 200 中教研研究のまとめ 保体 3 3 2 1 1 3 2 1 2 1 120 技家 2 2 2 1 1 1 1 1 英語
2 0 3 1 1 1 2 1 60 指導計画作成 C表 各委員会実施状況
項目 月
委員会
定例委員会 定例外委員会
4
5
6
7
8
9
10
4
5
6
7
8
9
10
生徒指導 2 2 2 2 3 3 2 2 1 1 学習指導 3 2 3 0 1 1 1 給食指導 3 2 2 1 1 2 2 D表 職員協議会
月
回数
時間
備考
4月
1
3:00〜5:00
金曜日
5月
1
6月
1
7月
1
*8月
1
9:00〜12:30
長期休業中
9月
1
2:50〜4:45
欠課による
10月
1
3:40〜5:00
金曜日