福島県教育センター所報ふくしま No.37(S53/1978.8) -030/030page

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教具・作品紹介

「木で役に立つものを目的に合わせ,計画を立てて作る」を高学年の教材として「小物がけ」を制作しました。

動物・植物・人物などに形体を求め,1枚のシナ材から支え板と物を掛ける突起板を切り出す条件です。また,機能性と美観を持たせることを目的とし,発想・裁断・木彫の段階が作品効果の大きな目安となります。

電動糸鋸に近寄るのを遠慮しながらあえて挑戦した先生,木の逆らいに会い彫刻刀が思うように進まない先生。塗装効果がどう出るかを期待しながら汗を流しての奮闘ぶりでした。

各先生方が苦労を重ね,アイデアに満ちた楽しい作品を完成した喜びは大きいものでした。

子供が楽しく喜びをもって造形する場が必要であるように,教師が子供の側の立場で学ぶことの意義もまた大きいものです。

鳥を形体にして足部を突起版にした作品
鳥を形体にして足部を突起版にした作品

花と葉の形を美しくまとめた作品
花と葉の形を美しくまとめた作品

木彫の味を出した作品
木彫の味を出した作品

動物(象)を形体にし,鼻と牙を突起板にした作品
動物(象)を形体にし,鼻と牙を突起板にした作品

人物の形と透し彫りの効果を出した作品
人物の形と透し彫りの効果を出した作品

抽象形体を装飾化した作品
抽象形体を装飾化した作品

昭和53年8月25日 印刷
昭和53年8月28日 発行
 
発行所 福島県教育センター 福島市瀬上町字五月田16
〒   960−01 電話 53−3141
編集兼発行人 佐藤 信久
印刷所 株式会社 大盛堂印刷所
電話 21−3931 22−3931

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