福島県教育センター所報ふくしま No.40(S54/1979.2) -028/030page

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産業教育
実習担当
教員
10月11日〜10月13日 担当
実習助手
8月6日〜8月8日
教育相談 10月15日〜10月18日 1次
(養護教諭を含む)

〔研究事業について〕

1. ねらい

本県が当面する教育上の、課題や,学校の教育実践上の問題をとりあげて,全国的な研究の動向をふまえながらその解決のための基礎研究を行い,学校経営や学習指導の改善に寄与する。

2. 研究主題・内容・方法

(1) 学校経営評価に関する研究

学校経営の改善に関する研究の一環として,53年度は学校経営評価の実態に関する研究をすすめてきたが54年度はこれをもとに,学校の実態,経営評価のねらい(重点)に即した実践的な研究をする。

 ・ 研究委員(学校)との共同研究
 ・ 訪問による実態調査

(2) 授業研究と評価に関する研究

授業の充実をはかるには,教師の指導力を向上させるとともに,授業そのものの質的改善をはからねばならない。53年度は研究の第一年次として「授業研究に関する基礎調査」を実施した。54年度にはこの基礎調査のうえに立って,授業改善の具体的な方法を授業実践をとおして追究する。

 ・ 研究協力員による実証授業の実施
 ・ 「授業研究に関する報告書」の刊行

(3) 福島県診断学力検査問題の研究

学習指導要領の改正にともない,当教育センターの学力検査問題の検討をすすめてきたが,54年度は小学校の社会,理科の検査問題を作成し,県内の小学校児童の学力の実態をは握して,教育計画や学習指導の改善の資料とする。


福島県標準学力診断検査問題(社会,理科,4・5・6学年用)の作成
福島県標準学力診断検査問題(国語,社会,4・5・6学年用)による学力の実態は握

(4) 教育相談に関する研究

教育柵談は一人一人の児童生徒の人格の完成を目指すもので,毎日の教育活動が教育相談であるともいわれている。

しかし,教育相談の実際では,相談の過程があいまいのまま相談がすすめられていることが多いので,相談に対する教師の心構えや態度について研究する。

 ・ 「事例を通した教育相談のすすめ方」の研究

(5) 学習指導法の改善に関する研究

上記以外の研究で次の研究のまとめを刊行する。

 ・ 学習指導改善に関する研究
 ・ OHP活用の手びき
 ・ 自然の教材化の手びき

〔教育相談事業について〕

1.ねらい

幼児・児童・生徒の教育上の諸問題について,学校または親からの相談に応じ,その望ましいあり方について臨床心理学や,科学的な方法により解決のための援助をする。

2. 内容

次の内容について相談をうける。

(1) 知能・学業………… 知能発達遅滞,学習意欲,学業不振,知能検査等
(2) 性格・行動………… 自閉症,場面かん黙,登校拒否怠学,多動性等
(3) 身体・神経………… 夜尿症,神経症,チック,心因性ぜん息,車酔い等
(4) 進路・適性………… 進路の悩み,職業適性等
(5) 教育一般…………… 心理診断法、しつけ等

3.方法  

(1)  申し込みは予約制とするので,早めに教育センターに申し込まれること。電話(0245)53−3141
(2)  遠隔の方には,書信や電話相談に応じる。
(3)  対象は,幼児から高校生程度までとする。

〔情報図書・資料について〕

1. ねらい

県内教職員の教育実践活動に役立つ教育の専門図書及び教育資料の収集につとめ,文献や資料の利用相談並びにそのあっせんや提供をし,教職員の研究,研修活動の援助をする。

2. 内容

(1) 教育図書・資料の収集整備
(2) 教育図書・資料の閲覧,貸出し
(3) 教育センター所報の発行(年5回)
(4) 研究報告書(紀要)の刊行


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