福島県教育センター所報ふくしま No.70(S60/1985.2) -041/042page

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先端技術を授業にとり入れる

昭和59年度中学校理科A講座
高等学校理科A講座で実施


1.目的

 先端技術をとり入れるため,LSIを用いた測定装置を作成し,ハードウェアの基礎と実験の方法を研究する

2.作製した装置

 TC5053Pを用いたU/Dカウンタ・タイマである。種々の実験の測定値をデジタル量で示す。

前面図 後面図

3.実験例

 斜面をころがる球の運動を,ガリレイの実験した方法により,作製した装置を用いて測定し,ガリレイの推論を検証する。

 授業の効率を高めるため,テープタイマーによる実験の後に行うのが望ましい。

 歴史的な実験を先端技術で検証する意義は大きい。

測定装置全図

4.県立安積高授業実践例  指導者 阪路裕教諭

 右のグラフは,授業時の測定と処理の結果を示したものである。

測定と処理の結果

グラフより,斜面の傾きがいかなる場合も,(通過距離)記号 (経過時間)2(2乗)が成り立つことがわかる。


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