福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.130(H12/2000.7) -041/042page
白内障疑似体験めがね
〜物がかすんで見えるめがね
OHPシートの枚数を変えるとかすみの程度も変わります〜教育センター科学技術教育部
家庭分野「B家族と家庭生活」にある「地域の人々の生活に関心をもち、高齢者など地域の人々とかかわることができること」の学習では、疑似体験を通して、高齢者の生活や福祉などについて生徒自身が課題意識をもってすすめることが効果的です。そこで、手軽に製作でき、一般的な高齢者の身体変化を体験できる白内障疑似体験めがねを紹介します。
材料 ・型を印刷した画用紙
・4コールの細いゴムひも 25p×2本
・OHPシート1枚 (インクジェットプリンタ用のざらっきのあるもの)
製作方法 1.OHPシートを8.5cm×12pに切り、かすみの程度に応じて2〜4枚重ねテープでとめる。
2.型を切り取り、めがねの枠を作る。
[1] 実線は切り取り、破線は山折りにする。
[2] AとA’の裏、BとB’の裏を合わせホッチキスで止める。
[3] ゴム通し穴をあけ、ゴムひもを通して結ぶ。
3.重ねたフィルターを枠の太線部分にテープで止める。※ 肘や膝を曲げにくくしたり、足首におもりをっける疑似体験教具も手軽に作れます。
※ 薄手のゴム手袋や軍手を2〜3枚重ね、文字を書いたり、ひもを結んだり、財布から小銭を取り出すなども手軽にできる疑似体験です。