近代デザインの先駆けクリストファー・ドレッサー(1/5)

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日本初
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クリストファー・ドレッサー。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イギリスを中心に近代デザインの先駆けとなる重要な仕事を残したデザイナーです。ドレッサーは、家具、金属器、陶磁器、ガラス器、壁紙やテキスタイルにいたる様々なジャンルのデザインを手懸けました。また、あまり知られていませんが、ドレッサーは日本の美術に大変興味を持ち、初めて日本を訪れたヨーロッパのデザイナーとなったのです。明治維新から間もない、明治9年のことでした。
展示
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郡山市立美術館では金属器、陶磁器、そしてガラス器など、およそ100点に及ぶドレッサーの作品を収蔵し展示しています。
クリストファー・ドレッサー
時間: 47秒
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クリストファー・ドレッサーは1834年スコットランドのグラスゴーで生まれました。ロンドンのデザインスクールに学んだ後、植物学を研究します。植物の形態とデザインとの関係を掘り下げていくとともに、まず植物図案家として装飾デザインの足を踏み入れたのです。

フリーランスのプロダクトデザイナー
時間: 1分06秒
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1862年、ロンドンで第2回万国博覧会が開かれました。ここに駐日大使のウォルコックが収集した日本の美術工芸品が展示され、大きな反響を呼びました。イギリスにおけるジャポニズムの波は、ここから始まったのです。ドレッサーもこのウォルコックのコレクションに注目し、日本美術の研究を始めました。そしてその成果を陶磁器やテキスタイルデザインに取り入れていったのです。イギリス全土を駆け回り、ドレッサーがデザインを手がけた会社は50社を超えるでしょう。こうした意味でドレッサーは最初のフリーランスのプロダクトデザイナーといえるかもしれません。
金属器
時間: 34秒
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ドレッサーの代表作として、もっとも有名なジャグです。幾何学的な形を基に、鳥を思わせる緩やかな曲線が見事に調和しています。ユニークな3本足のデザインはドレッサーのトレードマークとなりました。
三角型薬味入れ
時間: 26秒
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食器として最も高級なものは銀器です。しかし、庶民が使っていた食器はスズをメッキした粗末なものでした。ドレッサーは開発されたばかりの電気メッキの技術を取り入れ、銀器に比べれば安価で高級感のある製品を作り出すことに成功したのです。

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