東北の玄関 |
時間:
1分40秒
|
|
5.6MB
|
16.3MB
|
75.5MB
|
江戸深川の庵を後に、俳人松尾芭蕉は北へ向けて旅立った。私は新幹線でひとっ飛び、白河でお会いしましょう。出発からほぼ一月、白河の関に望み、いよいよ、陸奥へと足を踏み入れた。「心許なき日かず重なるままに白河の関にかかりて旅心定まりぬ」松尾芭蕉は歩いて一ヶ月近くかかりましたが、今は新幹線で一時間十五分。東北の玄関新白河へ到着しました。昔と違ってずいぶん気軽に旅に出られるようになりましたよねえ。それでは早速白河の見所を尋ねてみましょう。 |
|
白河市 |
時間:
19秒
|
|
1.1MB
|
3.2MB
|
14.5MB
|
福島県白河市は東北新幹線で東京から一時間十五分。マイカーの場合、川口ジャンクションから東北自動車道で170キロ。二時間余りと、日帰りでも充分楽しめる距離にあります。 |
|
カタクリ |
時間:
1分03秒
|
|
3.7MB
|
10.3MB
|
47.7MB
|
白河は花の街。一年を通して様々な花が季節を彩っています。白河に春の訪れを告げる、可憐な花、カタクリ。うつむき加減のカタクリの花は控えめに、なお且つしっかりとその美しさを主張しています。カタクリが自生するこの森こそ、松尾芭蕉が探し求めた白河の関なのです。白河の関は紀元五世紀、蝦夷の攻撃を防ぐため、朝廷が白河に置いた関所です。歌枕として多くの人々に詠み継がれ、陸奥への好奇の心を沸き立たせてきました。「たよりあらばいかで都へ告げやらむけふ白河の関は越えぬと」 |
|