三春駒と三春 |
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三春は遠く平安時代のはじめ、坂上田村麻呂統制の歴史から、馬とのつながりが強く残っている町です。 |
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坂上田村麻呂 |
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延暦14年、坂上田村麻呂が統制に赴いた時のこと、この地方の豪勇の賊、大多鬼丸が大滝根山の石窟に籠もって頑強に抵抗し、容易に打ち破る事が出来ませんでした。兵士達も遠路の進軍に疲れ果て困っていた時、どこからともなく鞍馬100頭が田村麻呂の陣営に現れ、そのため、さしもの強敵大多鬼丸を滅ぼすことが出来ました。この鞍馬こそ、田村麻呂が京都を発ったとき、清水寺の開祖、延鎮和尚が仏像を刻んだ余財で作ったもので、将軍の鎧櫃に入れて、戦勝を祈願して送ったものでした。 |
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高柴デコ屋敷 |
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その翌日、一頭の木馬がひどく汗して高柴村の、今のデコ屋敷に辿り来たのを見た村人、杵阿弥(きねあや)が、高僧延鎮の作であることを知り、残りの99頭を作って100頭としました。しかし三年程経って、その一頭の行方は分からなくなったといいます。 |
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