三春人形を生む町(1/2)

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三春人形を生む町
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躍動感に満ちた造形、絶妙優美な肢体、味わい深い色調、そしてみちのくの風土に溶け合った素朴さ。三春人形が天下の名頑として謳われてきた歴史は古く、今も良くその伝統を受け継いで作られています。
高柴デコ屋敷
時間: 時間:39秒
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高柴デコ屋敷は旧三春藩領で、三春人形をはじめ、達磨、面などの張子類と共に子育て木馬、三春駒、三春羽子板など、多彩な郷土玩具の発祥の地で、恵比寿屋、大黒屋など五件の製作社と四件の売り子がいて、達磨屋敷の名で呼ばれていました。現在は、五件が製作・販売を続けており、デコ屋敷の愛称で呼び親しまれています。
百数十種
時間: 時間:53秒
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また三春町内でも、四件で作られています。三春人形は、京都の伏見人形と並ぶ仙台の堤人形の系譜を引く、独特の張子人形で、張子細工の特性を生かして多様な種類が作られてきました。天神様、雛人形など信仰儀礼的なもの、恵比寿、大黒など縁起物をはじめ、歌舞伎、浮世絵などから題材を取ったと見られる所作物、偉人・伝説物、そして内外の風俗物、とその数は百数十種にも及びます。

木型彫り
時間: 時間:19秒
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人形の製作は、まず「木型彫り」から始められます。山柳の木が最適とされ、張子は押型を用います。デコ屋敷には、江戸時代からの約二千個に及ぶ木型が残されています。
和紙を貼る
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次に、張子の原紙となる和紙を貼り合わせた、「合わせ紙」を作ります。これを湯に浸してちぎりながら木型に張っていく作業を、「紙張り」と言います。
型抜き
時間: 時間:24秒
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乾燥させた後、木型を取り出す「型抜き」をします。紙型の切れ目を閉じ、複数の紙型や小道具を取り付ける作業、「取り組み」をして、原型が出来上がります。

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