民友ニュース No.120(2/2)

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ニューストピックス5
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第18回国体秋季大会に出場する、本県選手団の壮行会は県庁前で行われ、シャーベットトーンの軽快なユニフォーム姿の選手たちは元気に出発しました。大会は山口市の県競技場で行われた開会式で開幕、本県選手は堂々入場行進し、各種目に目覚ましい活躍をしました。ことに、成年5000メートルの予選で14分8秒8の日本新記録をマークした円谷幸吉選手は、さらに決勝で胸のすくような快走を続けて、予選記録を0秒2上回る14分8秒6の日本新記録を再び出して、オリンピックへの期待に応えました。表彰台に立った円谷選手はさすがに嬉しそう、こうして福島県旗は山口の空に高々と翻ったのです。
冬もまぢか1
時間: 1分32秒
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近づく冬を前にして、ここ保原町では福島名産のあんぽ柿作りが今たけなわ。今年は例年にない大豊作で粒も大きく、生産農家では収穫から皮むき、日干しと猫の手も借りたいほどの忙しさです。また、坂本九ちゃんのスキヤキソングでアメリカでも大好評のコンニャクは、戦後最高の高値を呼んで、各農家は思いがけないコンニャクブームに沸いています。本県の栽培面積は1,300ヘクタール、生産額にしてざっと10億円、全国第2位の生産県として遠く海外にまで輸出されています。このように普及された陰には、県コンニャク試験場があります。全国に3つしかない試験場の一つで、東北地方のコンニャクの生産や新しい産地作りに大きく貢献しており、研究員は品種の改良や栽培、加工などの研究に余念がありません。しかし、一般農家のコンニャクの製造方法は、徳川時代からのものとあまり変わらず、家族総出で昔ながらの庭先製法に一生懸命です。
冬もまぢか2
時間: 1分19秒
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これに比べ、勿来市のオザワ商店は、全国一の施設を誇る近代的な工場です。県内はもちろん、宮城や茨城県から運び込まれるコンニャク玉でいっぱいです。日本で初めての乾燥機を備えたこの工場では、全てオートメーション化され、乾燥から製粉、流し込みと手順良く進められ、見る間にコンニャクが作られて行きます。こうして、この工場だけで月産ざっと3億円をあげています。私達のコンニャクが世界の人々の食膳を賑わす日も、そう遠いことではないでしょう。

冬もまぢか3
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また、冬の農業の近代化と農家の所得向上を目指すビニールハウスも、着々と普及されていますが、これは常磐市が豊富な温泉を利用して作ったものです。今はキュウリの最盛期で、おいしそうなキュウリが毎日県内外に出荷されています。
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一方、町の運動具店では、ウィンタースポーツ用品を揃えて客足を誘っています。県内のスキー場の整備も今や急ピッチ。ここ安達太良山麓の特設塩沢スキー場は、320メートルのリフトの建設がどんどん進み、また会津磐梯山の絶好のスロープを利用した磐梯国際スキー場には、近代的なロッジや、700メートルと400メートルの2本のリフトが完成するのももう間近。このように、県内の各スキー場は受け入れ態勢を整えてスキーヤーを待っています。

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