民友ニュース(県民ニュース) No.162(1/2)

[目次] [次]
タイトル
時間: 15秒
mpeg1
real
0.9MB
mpeg1
2.5MB
mpeg2
11.5MB
福島民友ニュース NO.162
海の幸を求めて1
時間: 1分54秒
mpeg1
real
6.7MB
mpeg1
18.5MB
mpeg2
85.3MB
4月末の第1次北洋船団に続いて、今また県内の各港から第2次北洋鮭鱒漁船団が出航していきます。約3ヶ月に渡る出漁です。航海安全と大漁を祈る複雑な表情で見送る人々、県内160キロにわたる海岸線には17の漁港があり、2000余隻の漁船が操業を続けています。朝早くから漁夫達は定置網漁に出掛けていきます。漁船は動力を付けてはいるものの皆小さく、沖合まで魚を追うことはできません。それだけに操業する海は限られ、資源のない狭い漁場でひしめき合っています。このような人達の中には、ほかに副業を持って生計を補っている人があります。また、経営規模が小さい上、特に沿岸漁業では自然に大きく左右されるために、その経営は不安定です。水揚高は、年間20万トン約141億円となっています。そして県内には、3分の1の6万4,000トンがあげられていますが、その半分以上は東京など県外に運び出されていきます。
海の幸を求めて2
時間: 29秒
mpeg1
real
1.7MB
mpeg1
4.9MB
mpeg2
22.1MB
また、加工も盛んで、東京蒲鉾の約半分は本県産といわれ、みりん干しは全国一の生産を誇っています。しかし、水揚げされた魚のほとんどを、95パーセント以上が沖合遠洋漁業によって占められているのを見る時、水産業の課題はこれからの沿岸漁業がどう発展していくかにかかっていると言っても過言ではないでしょう。

海の幸を求めて3
時間: 23秒
mpeg1
real
1.4MB
mpeg1
3.9MB
mpeg2
17.8MB
沿岸漁業の中で、比較的安定しているのが養殖です。捕る漁業から、作る漁業、いわば海でやる農業といったところです。ここでは、アワビ、ウニ、カキなどの養殖が行われています。稚貝を放流し、直径7センチ以上に成長したものを採集します。
海の幸を求めて4
時間: 53秒
mpeg1
real
3.1MB
mpeg1
8.8MB
mpeg2
40.3MB
このような漁業資源の保護育成と新しい漁場の開発を目的として、今年の3月水産試験場が新たに完成しました。近代的設備を持った水質研究試験室では、魚が住む環境を調べています。これは1000分の1の微小な混入物をも見つけ出す最新鋭の機械です。また、海辺の幸を人工的に増殖する研究にも意欲的に取り込み、アワビの人工飼育などが行われています。このほか漁撈方法や魚礁を投下して、新しい漁場を開拓することも行っています。
海の幸を求めて5
時間: 32秒
mpeg1
real
1.9MB
mpeg1
5.3MB
mpeg2
24.1MB
さらに今年の3月今まであった磐城丸に加えて、沿岸漁業を主とした指導船タクスイが進水しました。これによって新しい漁法の開発と、魚群の探索に威力を発揮しています。

もどる

掲載情報の著作権は福島県立博物館、福島民友新聞社、株式会社読売映像に帰属します。
福島県立博物館、福島民友新聞社、株式会社読売映像の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。