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福島民友ニュース NO.162 |
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海の幸を求めて1 |
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1分54秒
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4月末の第1次北洋船団に続いて、今また県内の各港から第2次北洋鮭鱒漁船団が出航していきます。約3ヶ月に渡る出漁です。航海安全と大漁を祈る複雑な表情で見送る人々、県内160キロにわたる海岸線には17の漁港があり、2000余隻の漁船が操業を続けています。朝早くから漁夫達は定置網漁に出掛けていきます。漁船は動力を付けてはいるものの皆小さく、沖合まで魚を追うことはできません。それだけに操業する海は限られ、資源のない狭い漁場でひしめき合っています。このような人達の中には、ほかに副業を持って生計を補っている人があります。また、経営規模が小さい上、特に沿岸漁業では自然に大きく左右されるために、その経営は不安定です。水揚高は、年間20万トン約141億円となっています。そして県内には、3分の1の6万4,000トンがあげられていますが、その半分以上は東京など県外に運び出されていきます。 |
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海の幸を求めて2 |
時間:
29秒
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また、加工も盛んで、東京蒲鉾の約半分は本県産といわれ、みりん干しは全国一の生産を誇っています。しかし、水揚げされた魚のほとんどを、95パーセント以上が沖合遠洋漁業によって占められているのを見る時、水産業の課題はこれからの沿岸漁業がどう発展していくかにかかっていると言っても過言ではないでしょう。 |
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