川俣町の文化財 -019/029page

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常泉寺 山 門
常泉寺 山 門 

常泉寺 山門の赤銅の龍
常泉寺 山門の赤銅の龍 

 山門は間口8m,奥行6.2m(4間2尺×3間2尺)高さ3.6m(1間2尺)の白壁作り黄檗風といわれ,絵に見る龍宮のような楼門の上に間口6.2m,奥行4.24m,高さ7.87m,(3間2尺×2間2尺×2間6尺)の楼閣があり,大般若経600巻が納められ般若閣とも称された。その後18世恵秀亮光和尚(明治24年11月寂)によって楼閣に養蚕神が祭られ蚕養山常泉寺と山号が改められた。その後,昭和46年に山号は巖松山と再度改められた。

 町飯坂村(旧川俣町)宮町に生まれた関義則は彫金師として江戸で名を挙げ,浅草寺や泉岳寺の山門に大作の龍を掲げたが,関家の菩提寺である常泉寺の山門にも同じものを掲げようと,町小綱木村(旧川俣町)菅野与右衛門らの尽力により製作の運びに至った。しかし,明治3年11月,義則が東京で没したため遂に未完成に終ったが,作品の赤銅の彫金龍はそのまま東京から運ばれ,山門の天井に掲げられたという。なお,関義則筆の下絵が同寺に保存されている。

 

小 松 倉 百 庚 申

〔所在地〕 川俣町大綱木字小松倉山8番地

 小手五岳第一といわれた口太山の麓,大綱木の中央を走る国道345号線の東に,村の人たちの昔からの信仰の山であった小松倉がある。その北麓には「小手風土記」に記されている小松


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