ふるさと川俣の名山 -021/104page
● 概 要
川俣町の山木屋(やまきや)地区には多くの山がそびえているが、その中でも代表的なものがこの高太石山である。双葉郡の波江町と境界を接しているが、高太石山の北の峰は、相馬郡の飯舘村と境界を分けている。
高太石山は、名前の通り御影石の採れる山で、川俣側、浪江側とも採石場の無残な姿が目に付くのが残念である。
1700年頃には「広太石山」又は「弘太師山」と書かれていたとも言われています。
中腹からは国有林になっていて、山頂には三等三角点がある。
● 登山行程
【グリーン牧場から山頂へ】
国道114号線を川俣町内から約16キロほど浪江町方面に進むと、左手に「みちのくグリーン牧場」がある。あと50メートルほど進むと浪江町になる境界の地である。
牧場の南側には、売店とその駐車場があるので、売店に断って駐車させていただき、登山の開始である。牧場は木柵で囲まれているが、浪江側の木柵に沿ってカラ松林の中を15分ほど緩やかに登ると、砕石の敷き詰められた道路に合流する。この道は、以前採石場から大型トラックで御影石を運びおろした道だそうである。この道を歩くこと30分。桧の林を登ると、平場の分岐にたどり着く。