ふるさと川俣の名山 -022/104page
ここから山つつじの中を右手の方に進路を取り10分で山頂に着く。山頂には三等三角点がある。また、大きな石が立ち並んでいるほか、山つつじの大株が一面にあり、春にはみごとな花を楽しむことができる。また、東の方の立ち木の合間からは海が見える場所もある。
山頂から道を北西にとり、緩やかに下りながら防火堤沿いに5分ほど進むと道の左手に、大ブナが空に向かって広がっている。周辺が開けているので、ここで足を止め、しばらくはこの大ブナと対話してみたい。
大ブナから少し下りながら5分ほど進むと、岩場の展望岩につく。山頂周辺はあまり展望が開けていないが、ここは山木屋地区が一望できるところである。
この展望岩から更に下ること約5分で湿地帯に降りてくる。草が生えていて一見湿地帯とは思えないが、道から足を踏み外すと潜ってしまうので注意していただきたい。この湿地帯から2〜3分で分岐点につき、帰り道となる。
一方、大ブナから防火堤沿いにしばらく進むと、採石場に行き当たるので、注意していただきたい。迂回しながら尾根伝いに更に下っていくと、広い湿地帯に着く。ここは通称「黄蓮(おうれん)谷地」といわれるところで、昔はここで黄蓮を採取していたそうである。
黄蓮谷地を通過して尾根伝いに登っていくと、また採石場に行き当たる。ここを迂回して5分ほどで、大きな岩の下に羽山神社が祀られている。この岩の上に上がると素晴らしい展望が開けるので、しばらくは展望を楽しんでいただきたい。