ふるさと川俣の名山 -057/104page
● 概 要
別名羽山獄と言う。その山頂下に、現在小さな祠(羽山神社)が建っている。それは崇敬者が天保3年に建立したものである。 それ以前からこの神社は 小島(おじま)の人々から羽山様と崇められてしる。
昔から、小島地区の象徴としている山で、小島の中島からの道が本木戸であるが、田代に向かう道から登る道も整備されていて、一番標高差が少なく登ることができる。最近、中島から梼野(うつの)へ抜ける林道が完成したが、一般車は通行できないので、歩き通すとさらにバリエーションが広がる。
山頂には、三等三角点がある。
● 登山行程
表参道【中島から山頂へ】
国道349号線の小島中島から東に伸びる保安林道がある。500メートルほど舗装道路を進むと一般車両が進入できないゲートがある。ここから徒歩で700メートルほど進んだ途中の法面のうえには、「ササゲ石」と言われる大きな石が小さい石の上に載っている。また、その先300メートルの沢は「箸収め」と言われる沢がある。この沢の50メートルほど進んだ所に階段があり、その上部には羽山神社の鳥居が建っている。鳥居をくぐりしばらくなだらかな尾根を進むと、奇岩が目に付き、道は険しくなってくる。このあたりに「いぶし岩」と言われる岩がある。昔、たぬきの住んでいる岩の前で青葉を燃やしてたぬきをいぶり出した