ふるさと川俣の名山 -067/104page
● 概 略
別名「鳴神堂」(ナリカミドウ)と言われ、町内の人々にとっては、布引山というより鳴神堂の方が一般的である。
南斜面の中腹には、テレビの中継所があり、あまり高い山ではないが四方から登山道があり見る角度によっては、さまざまな顔をした山である。
山頂には、三等三角点がある。
● 登山行程
【林道倉ケ作線・三百田から山頂へ】
川俣町内の中島から北へ伸びる「林道倉ケ作線」は、カンノ理容・美容所から1,300メートルは舗装されていて自家用車の通行は可能である。標高差にして70メートル程度であるから歩くことをお勧めする。さらに砂利道を400メートル標高差にして80メートル、2軒の民家を右手に見ながら北上すると、高橋日吉さんの住宅に到着する。
高橋さん宅の裏から山頂への道が始まるが、この道は山頂にある神社の氏子が年2回整備している道につき大切にしたい。松林の中の尾根道を歩くこと約15分、距離にして500メートル、標高差では50メートル上がると、小ケ坂への分岐点に着く。昔は小ケ坂地区の人々は、町に出るのにこの道を利用したと言う。この分岐点から山頂までは100メートルほどで3分もあれば到着する。
また、高橋日吉さん宅の手前200メートル付近から右手の尾根に上がる道が新しく開発され、尾根伝いに左寄りに道を取れば、高橋さん宅から上がってきた道に合流するので、この道を使われることをお勧めする。
山頂付近は比較的平坦で三角点付近には雷神と風神という石製の神社が二つ祀られている。
また、山頂付近には、春にはカタクリの花が咲き誇りとてものどかなところである。山頂からの展望は、川俣町内を一望に見渡せるほか、吾妻・安達太良連峰や遠くは二岐山、那須連峰が見える。
【林道倉ケ作線・下拍子から山頂へ】
舗装された「林道倉ケ作線」を登って行くと高圧線の下を通過するとまもなく大きく右にカーブする道路の外