ふるさと川俣の名山 -084/104page
金山坑道跡
烏合内から羽田羽山に行く途中には、明治頃に採掘した「伏ケ作金山跡」がある。当時の鉱山職人が烏合内部落に宿泊し金山で労働したが、最終的に金の含有率が少ないために採算が取れなくなって廃坑となったそうである。現在坑道入り口が崩れ落ちて、僅かだけ残り、坑内はコウモリの生息場所となっている。
● アクセス
福島交通バス「川俣高校前〜新助待」線で
苗代地蔵から登るには、「上都ノ内」下車
下手渡(しもてど)藩駕籠立場から登るには、「小神」下車
羽田烏合内(からすごううち)から登るには、「八幡丁」下車● 駐車場案内
小神麓山に登る際は、小神公民館に駐車することを薦める。下手渡藩駕籠立場から小神麓山へ行くには駐車場が近くにないので、違法・迷惑にならない路上駐車か民家に頼むしかない。
● アクセス
あまり大きな山ではなく、派手でもないが、代々地域の人たちの心のよりどころとしてそして生産の場として、深くかかわり結びついてきた山であることがわかった。小神地区と羽田地区でそれぞれがそれぞれの山を守ってきていることから、別記してもよかったが、あまりにも仲良く並んでいる山なので、いっしょに記載させていただいた。
この山々をつなぐ尾根道は分水界である。東側に流れると広瀬川に注ぎ西側に流れると女神川へと注がれる。土地の人は「麓山の天辺に降る雨は 広瀬と女神に泣き分かれ」と言っている。
● 問い合わせ先
斎藤 延男 (小神字上都ノ内17) 電話 (566)2797