ふるさと川俣の名山 -103/104page
ていた。山頂にひっそりと祠が奉られていた。そして、見事な展望が開けていた。このような様々な失望と感動があった。
このガイドブックは、親子でハイキングをするために活用され、親子のふれあいはもちろんであるが、郷土を良く知り自然を大切にし、自然の偉大さを学び、あわせて健康増進に役立つことを願って発行したものである。さらに、ふるさとの山を維持するために、地域の人々が力を出し合い、山開きや、登山道整備などに取り組んで、地域の輪がよりいっそう深まれば幸いなことである。
四季折々の自然の姿は、田舎に居るからこそ強く味わえるのであって、田舎で生活しているものはそれを十分に活用して心身の健康に役立てない手はないと考える。こんなにすばらしい山々を持つ川俣町で生活をしていることを誇りに思いその良さを満喫したいものである。
川俣里山倶楽部の皆さんが力を合わせ、このような他に類を見ないガイドブックの原稿を書いていただき、発刊の運びとなったが、里山倶楽部の趣旨を理解し大いに活用していただきたいものである。今回の里山倶楽部の情報をきっかけに新たな発見をし情報をどんどん寄せていただきたい。いつの日かボリュームアップした改訂版の発行を望むものである。
最後に、様々な形で協力をいただいた多くの皆様をこの紙面で全員紹介できないが、心から御礼を申し上げたい。そして、山に登るときには、ゴミや植物採取などのマナーを守ることはもちろん、自然の中に訪問させていただいているという気持ちで登りたいものである。
平成13年6月
川俣町教育委員会事務局 佐藤 光正