伊達町町勢要覧 -007/030page
祭
天に届け、踊る魂が熱く燃えている。
【祭】の【想】い
≪長岡天王祭≫7月24・25日の両日に開催される長岡天王祭。「天王さま」の名で親しまれる熱田神社と八雲神社の御神体をひとつに合わせることから『嫁入り祭』とも呼ばれ、県の十大祭のひとつに数えられています。かつては、奥州蚕種の本場にふさわしく、生糸市が立ち並び、全国の糸値を左右するとまで言われていました。現在の天王祭では「天王おけ」が名物。「昔ある孝行息子が病の母のために、境内の銀明水を汲み、飲ませたところ、たちまち治った」という云い伝えにあやかる手桶など種類豊富な木製桶が売られ、毎年各地から訪れる人で賑わいます。
≪水雲神社例大祭≫伊達政宗の隠れ臼ともいわれる焼き臼を祀った水雲神社。例大祭の11月3・4日は、人々の活気で沸き返ります。一年ごとの「祭年」には、昔ながらの車輪のない山車が町内各地区から登場。勇ましい太鼓の音とともに、若衆が威勢よくかついで町じゅうを練り歩きます。大勢の見物客が喝采する中、宮入りが勇壮に行われ、祭りはクライマックスに…。伊達町・秋の風物詩は、大いなる熱気にあふれています。