梁川町郷土史年表-001/028page

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梁川町郷土史年表
梁川町郷土史研究会編
梁川町教育委員会発行



 なだらかな阿武隈丘陵と、そうそうと流れる阿武隈川、広瀬川などの自然に恵まれた我町は、文字通り「山紫水明」の里であると思います。
 遠く奈良時代に、この地方は静戸郷と呼ばれ、養蚕などが行なわれていたといわれます。そして、鎌倉時代の文治年間以降、伊達氏の手によって梁川城が築かれるにおよび、一時期奥州守護府城として、あるいは、江戸時代中期からは蚕種本場として、大きな発展をし、今日に至ったものです。
 このような永い郷土の歴史を知って頂く資料として、これまで、梁川町郷土史年表1(原始〜近世)、同年表2(近代〜現代)を梁川町郷土史研究会の協力によって編集して参りましたものを、昭和54年に一冊にまとめ、さらに今回再版したものです。
 梁川町でも本年度から町史編纂事業に着手し、後世に誘れる町史をつくる所存であります。皆さまのご協力をお願いするとともに、この年表が、郷土研究の参考として、また、将来の町づくりを考える資料として活用頂けるならば幸いです。
昭和57年6月
梁川町教育委員会教育長
蓬田弘

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