霊山町の文化財 -015/023page
町指定文化財
【考古資料】霊山碑(りょうぜんひ)
文化14年(1817年)10月、 白河藩主松平楽翁(定信)公に よって建立されたものである。
松平楽翁の題額、儒民広瀬 典の撰並びに書により南朝の 忠臣北畠顕家卿の忠節をたた えた顕彰碑である。松平楽翁公 編纂によるわが国考古学資料 として貴重な文献とされる「集 古十種」にも所蔵されており、 「霊山」が史跡として紹介され た最初のものである。
高さ147cm、幅84cm、厚さ30cm指定日 昭和57年7月15日
所在地 霊山町大字大石字宮脇86番地(日枝神社境内)
所有者 日枝神社町指定文化財
【考古資料】元徳供養石塔(げんとくくようせきとう)外
7基あるうち、左端の銘板碑(縦161cm・横122cm・厚さ24cm)は、元徳3年(1331年)3月22日に建てられた供養塔。松平楽翁(定信)の「集古十種」碑銘12に所載されている著名なもの。これら7基の供養石塔がもともとどこに建立されたのかは不明。
阿弥陀信仰による極楽浄土へ往生するという願いが伝わってきます。指定日 昭和57年7月15日
所在地 霊山町大字大石字倉波13番地
所有者 霊山寺(天台宗)集古十種〔しゅうこじっしゅ〕とは… 白河藩主だった松平定信は、老 中として寛政の改革をおこなった 政治家であると同時に、当時一流 の文化人でもあった。
その走侶が中心となって編集し たものが「集古十種」という本で 甲冑、碑銘、楽器、肖像など様々 な〈種〉類の〈古〉いモノを〈集〉 めた全85冊の古文化財図録