霊山町勢要覧 -013/027page
霊山の町が好きだから…。
まちでがんばる人の輸は、どんどん 大きく広がっていきます。明るくて楽しい
まちであるために
みんなで取り組んでいます。平成10年に発足。現在は男性10名、女性30名 ほどで活動中。明るく楽しく豊かな暮らしを提 案している。
まちを少しでも明るくしたい、楽しく暮 らしていきたいな、そんな思いがもとにな って発足しました。きっかけは吉武照子先 生の講演会でした。そこから「どんなまち にしたい?」と勉強会を重ねましたら、 「音楽が聞けないよね」という声があがり まして、フォルクローレのコンサートを開 催しました。コンサートの後にはティータ イムを設けたり…。そんな何気ないことが、 楽しい暮らしへとつながったりするんです よ。
今年からはさくらまつりもまちをあげて の取り組みとなりました。そのほかにも七 夕コンサートや講演会、研修などを行って います。みんな忙しいですけれど、けっし て無理をしないで、それでいてみんなに喜 ばれるサークルでありたいですね。打って人の「心」を
ひき付けるのが
太鼓の魅力です。
町内にある霊山太鼓の部会は23団体に及ぶ。 その団体をまとめて、霊山太鼓の技を継承して いくために創設された。現在会員は700名。霊山町には各地区に太鼓の保存会があり まして、その数は二十三団体、七百名ぐら いいます。太鼓の魅力は何といってもみん なではたける(たたける)ことですね。打 ち囃子なんかは元気が出るし最高に盛り上 がりますね。練習は団体ごとに行います。 笛は少し難しいので、年に六回合同で講習 会をやっています。町外から参加される方 もいらっしゃいますよ。霊山太鼓の歴史は 古く、三百五十年くらい前から、各地区に ある神社の祭礼などで行われていました。 その太鼓を伝承していこうと、昭和五十九 年の八月に保存会がつくられました。今で は有名になりまして、イベントなどで披露 してほしいと、保存会のメンバーが全国に 出かけていくこともあるんですよ(笑)。
春・夏・秋・冬…。
それぞれに表情が違う
霊山の魅力を伝えたい。平成9年に発足。登山者に同行して、霊山の 魅力を広く紹介している。26名のメンバーが、 自分の出番を楽しみにしている。
町政モニターのときに提案したことがき っかけでした。それから案内人養成講座を 受講しまして、一年にわたって霊山の歴史 と自然を学びました。
メンバーは山好きばかりで、みんな楽し くやっていますね。三時間のファミリーコ ースや五時間のフルコース、時間がない場 合は一時間くらいでも案内できます。山形 や岩手などのほか、関東からもたくさんい らっしゃいますね。口コミで評判が広がっ ているようです。
霊山は岩山でおもしろいんです。四季そ れぞれに表情が違って、何度登っても新し い感動に出会えます。「ありがとう」って手 紙が届いたり、中には涙を流して帰ってい く方も…。そんなときは本当にやっていて よかったと思います。