つきだて−社会科しりょう−-061-62/067page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

行ってみよう!見てみよう!−月舘町の文化財−

1 下手渡藩天平陣屋跡(しもてどはんてんだいらじんやあと)
 下手渡藩は文化(ぶんか)3年(1806)九州三池藩から立花種善候(たちばなたねよしこう)が伊達郡内(ぐんない)に1万石(まんごく)の殿(との)様と て移され、下手渡に陣屋(じんや)(城を持たない大名の屋敷(やしき))を開き63年間続きました。

2 耕雲寺侍墓地(こううんじさむらいぼち)
 耕雲寺にあり、下手渡藩主立花氏三代とその藩士(藩の家来(けらい))のお墓が建てられて います。藩士のお墓は、一段高い藩主(はんしゅ)の墓碑(ぼひ)に向かい合うように位置(いち)し、死んだ後 も忠誠(ちゅうせい)をつくす心を表しています。

3 堂ノ脇乳銀杏(どうのわきちちいちょう)
 根の回りの長さが7.5mもある大きな銀杏(いちょう)の木で、樹齢(じゅれい)約400年と推定(すいてい)されています。大きな枝から気根(きこん)が多数垂れ下がっている姿(すがた)から乳銀杏(ちちいちょう)と呼ばれています。

4 岳林寺十六羅漢像(がくりんじじゅうろくらかんぞう)
 岳林寺の山門(さんもん)に当たる場所で、数本の古い松の根本に16体の羅漢像(らかんぞう)が置かれています。この羅漢像は福島市の黒岩の満願寺(まんがんじ)にある十六羅漢像よりも先に作られた古いものと考えられています。

5 薬師寺(やくしじ)
〈薬師寺の行星(ぎょうや)〉
 江戸(えど)時代から大正(たいしょう)時代にかけて羽山(はやま)こもりが行われた行屋です。羽山こもりとは、里近くの低い山にまつっている神様に豊作(ほうさく)を願ったり災いが起きないように祈ったりするための行事のことです。
〈元苗内薬師如来像(げんなえうちやくしにょらいぞう)〉
 木造で、蓮(はす)の台座(だいざ)に立つ約40cm。平安時代末期(へいあんじだいまっき)の作で町に残っている最古の仏像です。

6 小志貴神社牡丹獅子舞(こしきじんじゃぼたんししまい)
 獅子児(ししこ)と軍配(ぐんばい)持ちの5人の子供が演技(えんぎ)の中心となり、笛(ふえ)・太鼓(たいこ)のおはやしによって舞(まい)が進められます。舞は、12の場面からなる物語を構成(こうせい)している優雅(ゆうが)なものです。

7 布川熊野神社獅子舞(ぬのかわくまのじんじゃししまい)
 羽織(はおり)・袴(はかま)を着た弓持ち、ひょうとこ面をつけた軍配(ぐんばい)持ち各1名腹(はら)に太鼓をつけた舞子(まいこ)2名と3匹の獅子とが楽器に合わせて舞う勇壮(ゆうそう)なものです。

行ってみよう!見てみよう!

わたしたちのふるさと月舘町には、これらのほかにもたくさんの昔から残っているものがあります。35ページの写真や地図を参考にして見学したり、くわしい大人の人からお話を聞いたりして、実際にふれてみるといいですね。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は月舘町教育委員会に帰属します。
月舘町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。